新着MVランキング:BTS、timelesz、Snow Man……ボーイズグループTOP3独占、三者三様の作品に

MV Chart Forcus

 毎週更新される「YouTube Music Charts」ウィークリー ミュージック ビデオ ランキングより、MVをはじめとした音楽関連の新着動画から上位10作品/楽曲を取り上げ、ランキング化&レビューしていく連載「MV  Chart  Focus」。3月20日〜3月26日のウィークリー新着のTOP10は以下の通り(※1)。

1位:BTS「SWIM」MV
2位:timelesz「GOOD TOGETHER」MV YouTube Ver
3位:Snow Man「BANG!!」MV
4位:MAZZEL「Get Up And Dance」MV
5位:乃木坂46「最後に階段を駆け上がったのはいつだ?」MV
6位:HANA「ALL IN」Performance Video
7位:星街すいせい「プリマドンナ」MV
8位:Ado「アイ・アイ・ア」MV
9位:BE:FIRST「BE:FIRST ALL DAY」Dance Practice
10位:初星学園「Wildest Flower」MV

 今週のランキングには、BTSの「SWIM」を筆頭に、timeleszの「GOOD TOGETHER」、Snow Manの「BANG!!」と、奇しくもボーイズグループがトップ3を独占する結果になった。いずれも押しも押されぬ人気グループ。同じタイミングでのMV公開でしのぎを削ったかたちだ。さらに4位以下にはMAZZEL、BE:FIRSTがランクイン。ボーイズグループ人気はまだまだ盤石と言っていいだろう。

BTS「SWIM」

 1位に輝いたBTSの「SWIM」は、3月20日にリリースされたニューアルバム『ARIRANG』からのタイトル曲。7人の完全体で活動を再開してから初のMVとなるが、その出来栄えは一見するとミステリアス。冒頭、ある帆船の模型の前にやってきた女性が、波の音に誘われるように目を瞑ると、舞台は大海原へ。先ほどまで見ていた模型とそっくりの船で目を覚ました女性は、戸惑いながらも何にも縛られない解放感に浸り、本来の自分を取り戻していく。

BTS (방탄소년단) ‘SWIM’ Official MV

 BTSのメンバーは、悩み、苦しむ女性を導く存在として登場する。どこか現実離れした佇まいは、約4年間を経た彼らの成長を物語っているようでもある。また、シネマライクな映像は、ポルトガル・リスボンで実際の大型船舶と精巧なセットを行き来しながら撮影されたというだけあって圧倒的なスケール感。「自分らしく人生を泳いでいく」といった楽曲のテーマと、BTSとしての新たな船出を重ね合わせた静かな決意を感じる作品だ。

timelesz「GOOD TOGETHER」

 2位のtimelesz「GOOD TOGETHER」は、ニューアルバム『MOMENTUM』からのリード曲。きらびやかなステージやカジノリゾート風のセットなどを背景に、8人がさまざまな表情を見せる、実にアイドルらしい映像作品に仕上がっている。見どころはやはりサビで披露するダンスシーン。息の合ったフォーメーションからの、小刻みにジャンプしながら横に移動する“トントン相撲ダンス”、そして親指を立てたグッドポーズを取り入れた“グググッダンス”と、キャッチーで思わず真似したくなる動きが満載で、観ているだけでテンションが上がる。

timelesz 「GOOD TOGETHER」 (YouTube Ver.)

 Cメロでいったんクールダウンする場面では、ステージを降りたメンバーが客席へ。原嘉孝が手を取って立たせた男性が仮面を取ると、なんとその正体は『timelesz project -AUDITION-』(Netflix)でトレーナーを務めたNOSUKEだったというサプライズも、ファンには嬉しいポイントだろう。その後は会場全員を巻き込んでのダンスでフィニッシュ。新体制になって1年。お互いを肯定し合い、グループとしての絆をより強固にして進んでいこうとする、グループの意志が伝わる。

Snow Man「BANG!!」

 3位のSnow Man「BANG!!」は、目黒蓮主演の映画『SAKAMOTO DAYS』の主題歌だ。MVでも、架空の無法都市を舞台に9人の凄腕エージェントが悪を討つという、作品の世界観にオマージュを捧げたストーリーが展開する。冒頭、テレビアニメ版で主人公・坂本太郎役を演じる杉田智和によるナレーションが流れた後、配送トラックに扮した移動型アジトに乗るメンバーが登場。痛快なジャズファンクに乗せて披露されるアクションの数々は、メンバーごとに使用する武器や戦い方が変化するのがおもしろい。これぞアーティストであると同時に、俳優業もこなす面々だからこそ成立する仕掛けと唸らされる。

Snow Man 'BANG!!' Music Video

 また、s**t kingzが担当したダンスの振り付けもユニークで、カップラーメンをすする動作や“LOVE”を象徴する“L”を表現するポーズなど、一般的なダンスにない動きがかえって新鮮な印象を与える。ここ最近の怒涛のリリースラッシュでさらに勢いに乗るSnow Manが、またも新境地を見せたMVとなった。

 三者三様に見応えのあるMVは、それぞれ現在も再生回数を伸ばしており、特に「SWIM」は、現時点(3月31日現在)ですでに8000万回に迫る勢いを見せている。さすがは全世界が待ち焦がれたグループの完全体での再始動。これまでにも、「Dynamite」など億単位の再生回数を誇るMVを量産してきたBTSだけに、今後どこまで数字を伸ばすか大いに楽しみなところだ。

※1:https://charts.youtube.com/charts/TopVideos/jp/weekly

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