佐久間大介、“アイドルが声優に挑戦”では終わらないーー『白蛇』との縁、積み重ねてきた経験と信頼
本日1月30日より全国劇場公開となった3DCGアニメ映画『白蛇:浮生』。三森すずこと日本語吹替版のW主演を務めるのは、人間でありながら白蛇の妖怪である白(三森)を愛する青年・仙を演じる佐久間大介だ。
『白蛇』続編、TVアニメ初主演……活躍を広げる声優としての歩み
前作『白蛇:縁起』(2021年)は佐久間にとって、声優としての初主演作品。彼の声優としての演技が、好評を博したことは記憶に新しい。初主演とは思えない流暢な演技を見せ、共演した三森も「佐久間くんが演じているのは分かっているんですけど、本当に物語が進んでいくごとに、そんなことは遠いかなたに消えていってしまって。ただあの世界の中に宣が存在していた。アニメに出るってこういうことなんだな、って思いました」と絶賛したほどであった(※1)。
『白蛇:浮生』はその続編。前作から500年の時を経て、宣の生まれ変わりである仙と白は再会し、幸せな日常を送る。しかし、妖怪退治をしている高僧の法海が白と仙を引き裂こうとする――という物語を描いている今作。再び佐久間と三森のタッグが見られることだけでなく、ストーリーも多くの人の関心を引き寄せそうだ。
佐久間は『白蛇:縁起』以降、声優として活躍の場を広げてきた。『カードファイト!! ヴァンガード will+Dress』(テレビ東京ほか)シリーズでは、さまざまな最年少記録を次々と塗り替えつつある元アンダー20世界王者という、メインキャラクターのひとり、廻間ミチル役を担当。続編も含め、今年で5年目に突入している。また、2025年2月からは『キミとアイドルプリキュア♪』(ABCテレビ/テレビ朝日系)の響カイト/キュアコネクト役も務め、話題になった。現在も『ハイスクール!奇面組』(フジテレビ系)の切出翔役として活躍中で、この先も『風を継ぐもの』ではTVアニメ初主演として立川迅助役、『境界のメロディ』(メディアワークス文庫)のアニメ放送でも引き続き天野カイ役をそれぞれ務めることが決定。さらには、今年4月クールのアニメ『キルアオ』(テレビ東京系)で、ピンクヘアの暗殺者・古波鮫シン役を演じることが1月29日に発表されたばかりだ。
加えて、アニメ作品以外にも、朗読劇プロジェクト「READING WORLD」の『舞鶴への生還 「約束の果て」』、『舞鶴への生還 「約束の鎮魂歌(レクイエム)」』や朗読劇『ノサカラボ Reading Echoes「Fiend/Friend in 20faces」』に出演。今をときめく声優たちとともに活躍している。
朗読劇 READING WORLD
ユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への⽣還
『約束の鎮魂歌(レクイエム)』無事、千秋楽まで走り切れました。
本当にありがとうございました。#READINGWORLD#ユネスコ世界記憶遺産 #舞鶴への⽣還#約束の鎮魂歌 pic.twitter.com/ssscSFtrDp
— 佐久間大介 (@SAK_SAK_SAKUMA) August 4, 2025
こうしたさまざまな作品を通して、佐久間の声の魅力も明らかになってきた。たとえば、感情表現に即座に対応できるスピード感。これまでダンスや舞台で感情をアウトプットする訓練をしてきたからなのだろうか。セリフに感情を乗せた瞬間に、声色を瞬時に切り替える演技を見せている。それによって、タイムラグなく瞬時にキャラクターの心情を表現できているというわけだ。
アニメ愛が生む作品へのリスペクト、飽くなき向上心
また、“アニメオタク”だからこそ作品へのリスペクトを持っており、作品の世界観に寄り添おうとする姿勢が見える。『白蛇:縁起』の公開時には「まずは仮台本をもとに映像を見ながら声を当てる練習をしました。『もっとこんな感情なのかな』と何度も録音して確かめたり。とにかく家でめっちゃ練習を繰り返しました」と事前準備からしっかり行なっていたことを語っていた。さらに、「完成した作品を見た時は、反省点のほうがバリバリ見えました。自分も本当にアニメが好きだから、気になるところは気になっちゃって。でも、デビュー作だからこそたくさんの初めてを経験できたし、それは絶対に次に生きる。すべての感情が宝だなって思いました」と自分なりに振り返りを行ないつつ、次に繋げようとするポジティブさも見せてくれた(※2)。
これまでSnow Manとして培ってきたスキルと、努力、前向きさを持つ佐久間だからこそ、数多くの作品に出演してきたのだろう。そして、そこで得たものは公開された『白蛇:浮生』にも活かされているはずだ。
ちなみに、前作に引き続き、『白蛇:浮生』の主題歌はSnow Manの「縁 -YUÁN-」に決定している。同曲は、シリーズを通して描かれる“抗えないつながり”を象徴していると言っても過言ではないだろう。物語が続編へと移ろっていってもなお同じ楽曲が選ばれたのは、『白蛇』の世界が変わったとしても“縁”だけは変わらないことを示しているようにも見える。佐久間の演技はもちろん、ストーリー、そして主題歌と、同作は見どころが多く詰まっている作品と言えるだろう。
※1:https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202108100000481.html
※2:https://nonno.hpplus.jp/entertainment/post/96162/
























