香取慎吾、2025年は音楽を「もっとやりたかった」 充実した活動のなかで再確認したステージに立ち続けるという決意

呼ばれ続けるために動き続ける 「まだできる」の先へ

――楽曲が生まれるのと同時に、こうした縁も広がっていくように思います。
香取:アルバムの構成はライブのセットリストを想定していますけど、もっと始まりの始まりで言うと、ライブとかアルバムとかの予定もないところからなんですよ。とにかく「この人と曲を作りたいな」というものが思い浮かんだら、それを作らずにはいられない。今日も音楽を聴きながら、ありましたよ。「この人いいな。会えるかな」っていう瞬間が。
――今後も気になるアーティストの方とコラボレーションしていくスタイルですか?
香取:だと思います、きっと。僕は楽器をやらないし、作曲もしない。作詞はちょいちょいしますけど、書きためているものなんてないし。どちらかというとプロデューサー目線なんですよね。目の前に香取慎吾がいて、Chevonというバンドを見つけた。「うん、組み合わせたら面白いんじゃない?」みたいな。そこに、どういう曲がいいのか。「やっぱりサーカスの感じかな?」って、僕の中にそれを考える人がいるんです。
――なるほど。では、そのプロデューサー目線で、“2025年の香取慎吾さん”はいかがでしたか?
香取:もうちょっとやってほしかったかな(笑)。
――そうなんですか! でも、『2025 FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)や『ベストヒット歌謡祭2025』(日本テレビ系)など音楽番組への出演は大いに盛り上がりました。
香取:それはもう本当に夢のような出来事で。グループ時代にもたくさん出演させてもらっていましたけど、どこか当たり前のように感じていたところがあったので。1人でも歌いたいと言ってステージに立つ緊張感とか、喜び、楽しみっていうのは、やっぱり全然違いましたね。
同時に、「こんな場にいていいんですか」みたいな感覚もあって。出演者のほとんどが「子どものころ見てました!」っていう人たちばかりでしたから。「お久しぶりです」って言える人は、kiiちゃん(氷川きよし)に、くぅちゃん(倖田來未)、あと郷ひろみさんぐらい。若い世代のアーティストたちのなかに入れてもらえたことも、うれしかったですね。
また次の年もこの場に立てるかは、何をしてきたか次第。「『紅白』落選」なんて冗談で言っていますけど、やっぱり音楽活動をするからには、そういう場には呼ばれ続ける自分でいたいと思っているんです。そのためには、新曲、アルバム、ライブって、やり続けないといけないなって。

――2026年も、歌って踊る香取慎吾さんを堪能できるわけですね?
香取:実はもう4曲ぐらいは頭のなかにあるので、きっとそのまま形になると思います。最初に思い描いたものって、案外変わらないんですよね。だから、今まだぼんやりではあるけれど、この頭のなかにある曲も、思っているまんま、みなさんのもとに届けられるんじゃないかなってワクワクしています。まだ、オファーもしていないし、会ってもいないですけど(笑)。
――どなたとどんな曲ができるのか、今から楽しみです!
香取:グループのころから、なんとなくライブは2年に一度みたいな感覚があるんですけど、毎年やってもいいんじゃないかって思っているんです。そういう、知らぬ間にできたルーティンみたいなものは、壊していかないとって。今までは、誰かから「香取さん、ライブツアーやりませんか?」と言われて動くことが多かったけど、もっと頻繁にやりたいし、曲もどんどん作っていきたい。「このインタビューで話してたのは、この曲のことだったのか」と答え合わせも楽しんでもらいたいですね。
――ソロライブも回を重ねるごとにパワーアップしている印象があります。4月には三谷幸喜さんとのミュージカル『新宿発8時15分』が控えるなど音楽活動以外のお仕事も充実していますが、その溢れんばかりの活力は一体どこからくるのでしょうか?
香取:え、どういうことですか? 今、めっっっちゃ楽ですけど(笑)!
――さすがです! いつか東京ドームに立つ日も、遠くないと期待してしまいますね。
香取:草彅さんが言っているやつですね。あれはまた僕にはない、僕の草彅剛の好きなところで。彼の持つ言葉の力だなと。僕は何も言わずに、自分のなかで思いついたことをひっそりと実現していくタイプだけど、彼は「(新しい地図の)3人で東京ドームに立ちたい!」って言っちゃうから。「そういうこと言うなって」と言いながらも、僕のなかで「ああ、いつかやるんだろうな。彼が言うなら」っていう気持ちもあります。なので、その「いつか」も頭の中で描きつつ、2026年も“ステージに立つ香取慎吾”をやり続けます!























