稲垣吾郎&草彅剛&香取慎吾、“SMAP解散から10年目”の抱負を発表 「努力して『紅白』を目指したい」

稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾が、11月30日に都内で開かれた「“応援のチカラ” プロジェクト」発表記者会に登壇した。
「“応援のチカラ” プロジェクト」は、来年3月に開催される『ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会』に出場する日本代表選手たちに、全国から応援の声を届ける取り組み。香取が制作する“応援のチカラ”アートとともに、アスリートに応援メッセージを届ける。キックオフイベントには稲垣、草彅、香取のほか、小川亜希選手(車いすカーリング)、飯野明子コーチ(車いすカーリング)、上原大祐(パラ応援大使)、東京都立墨東特別支援学校 児童/生徒がゲストとして招かれ、MCを中村仁美が務めた。




プロジェクトでは、芸術を通して表現力や創造性を育む教育に取り組んでいる学校の子どもたちが、“応援”をテーマに絵を描き、その作品を香取がコラージュしてひとつのアートワークとして仕上げることとなる。香取は東京都立墨東特別支援学校に足を運び、子どもたちの作品制作の過程を実際に見学した。「みんなすごく楽しそうに描いていて。学校も大きくて、生徒たちが笑顔で通える場所でびっくりした」と笑みを浮かべながら振り返る。イベントでは、香取がゲストに招かれた生徒たちにプロジェクトに関わった感想をインタビューする一幕もあった。
生徒を前にしてあらためて責任を背負った香取は、「みんなが描いてくれた絵を僕がコラージュするので。つよぽん、吾郎ちゃんじゃないんで。安心してください」と稲垣、草彅には手を触れさせないと冗談交じりにコメント。パリ・ルーヴル美術館で個展を開催したこともある香取だが、コラージュ作品は経験がなく、子どもたちの作品を預かるプレッシャーから少し弱気な発言も飛び出すも、「何かあったら手伝うからね」という稲垣の声に、手のひらを掲げ丁重に“お断り”のサインを見せていた。


イベント終わりの囲み取材に応じた稲垣、草彅、香取。2015年に香取が日本財団パラスポーツサポートセンターに巨大壁画を寄贈したことをきっかけにして、3人は2017年から同センターのスペシャルサポーターに就任している。これまでの歩みを振り返りながら稲垣は「パラスポーツに対しての気持ちも高まりますし、応援したいなという気持ちもどんどん強くなってきています」と話す。コロナ禍での無観客を含め、これまでの大会の一瞬、一瞬が思い起こされるという草彅は、「一生懸命頑張っている姿にいつも感動を覚えます。何か少しでもみなさんから僕も学びがあるといいなと思っているので、また一緒に頑張っていきたいですね」と冬季パラに意欲を示す。『平昌2018パラリンピック冬季競技大会』を現地に観に行き、衝撃を受けたという香取。2017年の頃と比べると記者の数も増えたと嬉しそうに会場を見渡す香取は、「平昌以降、なかなか海外での大会に自分を連れて行ってくれる人がいなくて……僕を誰かミラノに連れて行ってください(笑)」と訴えていた。
なお、3人のなかで草彅だけが唯一ミラノには行ったことがなく、「3人のうちでひとりだけがミラノに行けるとしたら?」という記者からの意地悪な質問に奪い合いになるも、それぞれ来年の舞台のスケジュールに現実に返った表情を浮かべていた。



今年もあと1カ月ということで2025年を振り返るパートでは、稲垣がロングランとなった主演舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に、草彅がドラマ、舞台、映画と多岐に渡った活動に触れる。香取は自ら主題歌も担当した主演ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系)を挙げながら、「『紅白』(NHK総合『NHK紅白歌合戦』)出場目指してます!」と発言し会場を沸かせる。「発表になりましたか? 落ちた? 落ちたかー、びっくりした」と落胆する香取に、草彅が「来年がんばろう」と鼓舞する一方で、稲垣は記者陣の食いつきに「見出しだな」と笑いながらつぶやく。来年2026年は、SMAP解散から10年。そのうえで記者から2026年の抱負について質問が飛ぶと、草彅は香取の回答に被せるようにして「努力して『紅白』を目指したいと思います」と発言していた。
「“応援のチカラ” プロジェクト」にちなみ、自分以外のふたりから応援してほしいことという問いには、稲垣が「解散して10年というのはこんなに経ったのかなと思ったんですけれども、これからもふたりには力を貸してもらって、僕も少しでもふたりの力になれるように、この3人の絆を信じながら、これからも新しい地図を広げていきたいなと思っております」と回答する。香取は「雑誌のインタビューとか、いろんなところで僕の名前をちょっとでも出してもらいたい」と本音を吐露。「それが僕の応援に繋がるというか。案外、いまだにそういうのって嬉しいものでお願いします」という香取に、稲垣が「僕らも同じですよ、それは。思って言ってくれたんだなとかね」と草彅とともに共感していた。

今年やり残したことについては、稲垣が、2018年に公開され、3人が出演した映画『クソ野郎と美しき世界』の続編に言及。ファンミーティング『NAKAMA to MEETING』では予告編がお披露目されているが、それ以降音沙汰なしとなっている。「年内に何か発表できるかということではないかもしれないんですけれども、着実に動いていますので、楽しみにしていてください」と水面下でプロジェクトが動き始めていることを明かした。
香取が制作する“応援のチカラ”アートとともに、集まったアスリートへの応援メッセージの贈呈式は、来年2月に行われる予定だ。


























