2025.12.18 19:00

【HANA】KOHARU＆NAOKOが追求する理想の表現者像　「My Body」で深めた“在りたい自分”への確信とは

大切なメッセージを届けるために突き詰めた歌唱

――「My Body」では“NAOKOさんらしさ”を存分に感じられるスウィートな歌声も印象的でしたが、どういう風に歌っていこうと思いましたか。

NAOKO：「BAD LOVE」はレコーディングブースに入った時の感情で歌っていたんですけど、「My Body」はだいぶ練習を重ねました。ちゃんみなさんからウィスパーボイスや息遣いをディレクションしていただいて、「こういう発声の仕方が自分に合ってるんだ」って「ROSE」の時に気づいて感動したんです。それまであまりウィスパーボイスのことをわからずに歌っていた感じがして。習得したのはつい最近だなって思いますし、「ウィスパーってめっちゃ難しいな」ということにもちゃんと気づけました。息が多すぎると歌詞が聞き取れなかったり、逆にブレスの位置を間違えると歌いきれなかったりとか。「My Body」はちゃんみなさんのデモを聴いた時に「むず！」と思って練習したんですけど、とにかくメッセージが大事な曲だから、ちゃんと歌詞が聞き取れるウィスパーボイスになるように練習しました。イヤホンで聴いていて、スッと歌詞が入ってきた時に腑に落ちるような経験が何回もあるので、それを目指しました。

――あえて強めの歌唱にしていないところにもメッセージを感じます。

NAOKO：感情に任せて「黙れ！」って大きな声で言うのと、めっちゃ静かなトーンで「黙りなさい……」と言うのって、後者のほうがすごく怖いなって思いますし、「あ、黙ります……」ってなる気がするんです。なので〈君のためじゃない my body〉って、ウィスパーボイスで言われるとめっちゃ入ってくるよなって考えながら表現しました。

KOHARU：普段のNAOKOの怒り方、たぶんそっち系だと思います（笑）。

NAOKO：弟に怒る時とかはそうですね（苦笑）。

――KOHARUさんは「BAD LOVE」では叫ぶような高音歌唱が新鮮でしたが、それをさらに突き詰めた新しさを〈Don’t hurt me〉のパートでは特に感じました。「My Body」の歌唱ではどんなことを意識されましたか。

KOHARU：まさにその発声が、歌いやすくて安定するやり方としてカチッとハマったので、そのまま成長過程っていう感じです。あとは……とにかくモテがる！

――モテがる！？

KOHARU：ちゃんみなさんからずっと言われてたことで、「モテがったね！」「はい、モテがりました！」って言い合いながらレコーディングしてました（笑）。まあそうは言いつつ、私はこういうリズム（と言いながら前に行進するような動きをする）で歌うことを意識していて。NAOKOの最後のサビがうねりのあるグルーヴ系だとしたら、私はずっとそういうテンポでノっていたので、聴いてる人も同じようなテンポでノれるんじゃないかなって思いながら、ワードの伸ばし方とかを意識していました。

――そう言われてみると、サビの振り付けともシンクロしてません……？

KOHARU：確かに！　振り付けは私たちの声が入ったあとに決まったから、それもあったのかもしれないです。NAOKOと私で、同じ歌詞を歌ってても振り付けは違うもんね。

NAOKO：うん。KOHARUは歌声もキャッチーだから、1サビにキャッチーな振りを持ってくるのがめっちゃ合ってるなって思いました。本当に目にも耳にも残る表現者だなって。

――言われてみると、同じサビを歌っていてもそれぞれに流れている空気が全然違うなって思いました。

KOHARU：そうですよね。

NAOKO：いい感じに味が違うので、そこも含めてより美味しい曲だなって思います。

HANA / My Body -Music Video-

自分でもびっくり！？　「My Body」MVの名シーン

――そしてMVも本当に素晴らしかったです。KOHARUさんはさっき“理想の表現への執念がある”と言ってましたけど、どうしてここまで豊かな表情を見せられるのでしょう？

KOHARU：ありがとうございます。今回のMVにはダンスシーンが多くて、全員で撮ったシーンはほぼ全部ダンスシーンなんですけど、ダンス中はずっとノっていられるからですかね。私、以前は「意外と表情固いよね」って言われることが多かったんですけど、自分たちの気持ちを乗せた曲に体を委ねて踊るっていう機会が多くなってからは、むしろ曲中で踊ってる時にすごく表情がよくなることが多くなって。今回のMVでは「モテがる」も相まってめっちゃ表情が出たのかなって思います。顔筋は結構動くほうなので（笑）。

NAOKO：超可愛かったよね。

KOHARU：ありがとう。ちなみにどこの表情がよかったですか？（笑）

――もう、冒頭のシーンからですよ。

NAOKO：マイクのところだ！

KOHARU：あれはもう、ちゃんみなさんのおかげですね（笑）。記者会見っていうコンセプトで、実際にちゃんみなさんから質問されながら撮ってるんです。「あの件は実際どうなんですか！？」「言えません〜！」みたいな（笑）。そうやって話してたから、自然に顔にも出たのかな。

――NAOKOさんは、歌い出しの〈Look at my dance yeah〉のポージングから最高でした。

KOHARU：そこ、超びっくりした（笑）。

NAOKO：私も観ていて一番びっくりしたのがそのシーンですね（笑）。ちゃんみなさんから事前に〈Look at my dance yeah〉のところでポーズを取ってほしいと言われてて、そこから生まれたシーンなので……もう〈Look at my dance yeah〉って感じのポーズです。

KOHARU：そうだね（笑）。

NAOKO：私って大体いつもフリースタイルからダンスに入るんです。さっきの話にも繋がるんですけど、その時思ったことを行動に移せるのがフリースタイルなので、“今の自分”をちゃんと出せるんじゃないかなって。それに気づけたから、あのポーズが生まれました。でも、さすがにあの体勢では歌えないので……（笑）。

KOHARU：MVだけのとっておきだね。

NAOKO：うん。ぜひそのシーンを観返してもらえたらなと思います。

――ちなみにお二人の思うベストシーンはどこですか？

NAOKO：私はみんなで走ってるシーンです。「焼肉だ〜！」「カルビだ〜！」とか言いながら走ってるんです。お腹が空いてたのかな（笑）。あと、私が後ろ向きで飛び跳ねているんですけど、それを見てYURIが爆笑しながら走ってて。そのままの普段の私たちだなって思えたので、めっちゃ好きです。

KOHARU：私はMAHINAの（腕に書かれた）“美食家”です。メイクアップしてる時に急にちゃんみなさんが来て、「あの〜、“美食家”って書きたいんですけど、アイライナー貸してもらっていいですか？」って言ってて。メイクさん困ってました（笑）。それでMAHINAが連れ去られて、いろいろ書かれて戻ってきたんですけど、ちゃんと映っててよかったなって。

――めっちゃ目立ってたと思います（笑）。「My Body」のMVを観て、改めてHANAの7人ってそれぞれ異なる魅力を持っていて、そんな7人全員が7人らしく輝くことで、1つのグループの表現になっているという美しい映像だなと思いました。HANAにいることの意味や、HANAであることが自分自身に与えている影響について、お二人はどのように感じていますか。

KOHARU：HANAになったことで、自分の悪いところもいいところも、全部を現在進行形で知ることができていて。そうやって深く知った自分をどう輝かせるのかっていう、人生の途中なのかなと思っています。だから、この環境は一人の人間としてすごくありがたいなって。より良い表現者になっていきたいので、これからHANAをもっと輝かせる人間になれるように頑張ります。

NAOKO：私が思う理想のアーティスト像は、歌やダンスを通して、観ている人のネガティブな感情や迷いをハッピーにすること。そこに向かってずっと突き詰めているんですけど、逆に音楽を通してみんなの力を借りることで、「私は今生きているぞ」「ちゃんと立っているぞ」って感じられていることも私の中ではかなり大きくて。自分のことを“省エネモード”って公言してるんですけど、決して強いわけじゃないし、ちゃんと脆いところもある人間なので、本当にいろんな人に助けられながら今があるなって実感しています。見てくださる皆さんに、何か少しでもお返しができるように頑張れたらいいなと思っていて……なので、ホワイトデーですね。これからもホワイトデーみたいな日々を過ごしていきたいなって思います。

※ https://www.oricon.co.jp/news/2425127/

◾️リリース情報
「My Body」
配信リンク：https://hana-brave.lnk.to/MYBODY

「NON STOP」
配信リンク：https://NOLABEL.lnk.to/NONSTOP

◾️アルバム情報
1stアルバム『HANA』
2026年2月23日（月）デジタルリリース
2026年2月25日（水）CDリリース
形態：完全生産限定盤／通常盤
購入：https://hana-brave.lnk.to/1stAL_HANA

＜収録楽曲＞
・Tiger - HANA with HONEYs Ver.
・Drop
・ROSE
・Burning Flower
・Blue Jeans
・BAD LOVE
・My Body
・NON STOP
・Cold Night
・タイトル未定
・タイトル未定

【完全生産限定盤】¥8,900（税込）
内容：CD、Blu-ray、アルバムオリジナルエアケース、フォトブック（40P）、大型ポストカード（4種）、メンバー口癖ステッカー、トレーディングカード8枚セット（3種のうちランダム1種）

＜収録映像＞
1. 1st Album「HANA」Jacket Shooting BTS
2.BAD LOVE Recording BTS
3.BAD LOVE MV BTS
4.My Body Photo Shooting BTS
5.My Body MV BTS
6.NON STOP Photo Shooting BTS
7.NON STOP MV BTS

【通常盤】¥3,700（税込）
内容：CD、トレーディングカード8枚セット（3種のうちランダム1種）

■ツアー情報
『HANA 1st TOUR 2026 “Born to Bloom”』

【愛知】愛知県芸術劇場大ホール
2026年3月7日（土）開場 17:00 / 開演 18:00
2026年3月8日（日）開場 16:30 / 開演 17:30

【茨城】水戸市民会館グロービスホール（大ホール）
2026年3月21日（土）開場 17:00 / 開演 18:00

【東京】東京国際フォーラムホールA
2026年3月29日（日）開場 17:00 / 開演 18:00

【福岡】福岡サンパレスホテル＆ホール
2026年4月3日（金）開場 17:30 / 開演 18:30
2026年4月4日（土）開場 16:00 / 開演 17:00

【広島】上野学園ホール（広島県立文化芸術ホール）
2026年4月10日（金）開場 17:30 / 開演 18:30

【岡山】倉敷市民会館
2026年4月12日（日）開場 17:00 / 開演 18:00

【大阪】グランキューブ大阪メインホール（大阪府立国際会議場）
2026年4月18日（土）開場 17:00 / 開演 18:00
2026年4月19日（日）開場 16:00 / 開演 17:00

【香川】レクザムホール（香川県県民ホール）
2026年4月26日（日）開場 17:00 / 開演 18:00

【北海道】札幌文化芸術劇場 hitaru
2026年5月2日（土）開場 17:00 / 開演 18:00

【宮城】仙台サンプラザホール
2026年5月5日（火･祝）開場 17:00 / 開演 18:00
2026年5月6日（水･休）開場 16:00 / 開演 17:00