GPP、日本の新たなマスターピースを目指して 限界を突破する歴史の始まり――「Bring it back」を語る

J-POPの新たなマスターピースになるであろう期待のガールズグループ・GPPが、ついに始動した。オーディション番組出身者やトップダンサー、女優など、多岐にわたるバックボーンを持つメンバー8人で構成されたこのグループは、SM ENTERTAINMENTの美学を受け継ぎながらも、ジャンルレスかつアグレッシブなサウンドで勝負。ハードなトレーニングを経て身につけたハイレベルな歌唱とダンスパフォーマンスが加わり、ほかにはない輝きを放っているのが実に頼もしい。本格的な活動がスタートしたばかりの彼女たちは今、何を思い、何を夢見ているのか――。1stデジタルシングル「Bring it back」のリリースを控えた2025年11月中旬、メンバーたちに現在の心境を聞いた。(まつもとたくお)
なぜGPPになったのか――8人の決意

――プレデビューのタイミングということで、まずは自己紹介をしていただけますか。
MIA:私は8歳まで日本に住んでいて、それからイギリスのロンドンへ。19歳まで現地で暮らしていました。性格はわりと静かなほうだと思います。でも、仲がよくなると、おやじギャグを言うこともあります(笑)。
MIKA:(笑)。私は4歳からずっとダンスをやっていることもあり、グループのなかではダンスの面でみんなを引っ張れるようになりたいなと思っています。みんなからは「お母さんみたい」とよく言われます。
LUNA:私は泣き虫なのですが、笑うことがすごく大好きです。なので、チャームポイントは笑顔です!
HONOKA:私は、メインボーカルを担当しています。パワフルな歌声がセールスポイントです。趣味はチンアナゴを育てるゲームをやることです!
RINKA:RINKAです。とにかく食いしん坊で、特に好きな食べ物は揚げ物です(笑)!
MOMOKA:私は3歳の時からクラシックバレエやダンス、ギターなどいろいろなことをやってきました。趣味はアニメ鑑賞とゲームです。
ANAMI:私はクラシックバレエをやっていたこともあって、柔軟性と運動神経のよさを両立させたダンスが自分の得意分野じゃないかなと思っています。メンバーのなかで特に声が大きくて、いちばんうるさい元気担当です!
SARA:私は、グループのなかではムードメーカーだと思います。ファッショナブルなパフォーマンスが得意です!
――みなさんのデビューまでを追った密着ドキュメント番組『GPP Fly ~崖っぷち紙ヒコーキのテイクオフ~』(BSフジ)を観ましたが、インタビューでは涙を流すシーンが印象に残りました。それだけ苦労があったということだと思いますが、パフォーマンスの面ではそれを一切感じさせない反転の魅力があると思います。その点がこれからのGPPの強みになりそうですね。
ANAMI:おっしゃる通りだと思います。限界を超えるような振り付けを意識してやっているせいか、ステージではかっこよくてクールな女性に映ることもあると思いますが、実際はメンバーみんな明るくてよく笑うキャラクターなんです。そんなギャップを知っていただければ嬉しいです。
――ANAMIさんは最後にグループに合流したそうですね。みなさんとお会いした時の印象はどうでしたか?
全員:優しかったよね……?
ANAMI:もちろん(笑)!
――(笑)。

MIA:8人全員がいつも同じことを考えているし、夢も目的も一緒。お互いのことを常に考えてくれるんです。「何を言ったら喜んでくれるかな?」とか「このメンバーにこれを買ってあげよう!」とか、そんな些細なことでも一致するのも嬉しいですね。
HONOKA:私はANAMIが入る前の段階で合流しました。入った直後から仲がよくなって、まさに“波長が合う”という表現がぴったりですね。しかも、男子小学生みたいなノリもあって面白いんです。自分たちで「面白い」って言うのもちょっと変だと思うんですけど(笑)。
RINKA:でも、みんな本当に気持ちがあたたかいんです。MIAが以前言っていたんですが、「心がいい人」という言葉の通り。今8人で一緒に生活しているんですが、テンションが高い時も疲れている時も一緒。そういうのが楽しいです。家族みたい! もしかすると家族以上かもしれません。
MIKA:私は、ダンサーの道に進むか、GPPに入るかで迷っていた時期がありました。でも、メンバーたちに初めて会った時、「このグループに入ろう!」とすぐに決めました。「このメンバーだったら後悔はしない」って瞬時に思ったんです。
――1年半の練習期間を振り返ってみて、今思うことはありますか?
MIKA:ツラいこともあったんですが、それもみんなと一緒だったから楽しく思えました。大変だったことも「やりきった!」という達成感に変わっていったような気がします。
MOMOKA:でも、ジムでのトレーニングはキツかったです。ハードなメニューを毎回やって、そのたびにみんな叫びながらやっていました。「ああ!」「痛い!」みたいな感じで(笑)。
MIKA:男性アスリートがやるようなメニューだったよね(笑)。
――食事制限などはあったのですか?
ANAMI:いちばんツラかったのはそれかもしれない(笑)。
MIKA:食べたものを写真に撮って、(トレーナーに送って)アドバイスをいただいたりしていました。
SARA:ダンスや歌のトレーニングとダイエットを並行してやっていたので、正直大変な時もありました。



















