BALLISTIK BOYZが掴むボーカルという新しい武器 海外公演、アリーナツアーで感じるライブでの確かな自信

11月7日に『BALLISTIK BOYZ LIVE TOUR 2025 "IMPACT" ~ASIA~』を完走したBALLISTIK BOYZ。11月22日、23日には、TOYOTA ARENA TOKYOでの『BALLISTIK BOYZ ARENA LIVE 2025 "IMPACT" ~FINAL~』が控えている。2025年6月から第2章に突入し、邁進し続ける彼らが、11月14日に新曲「WINTER GLOW」をリリースした。王道ウィンターソングである同曲には、どんな想いを込めたのだろうか。本人たちに話を聞いた。(高橋梓)
“念願”のウィンターソングで示す歌の実力
ーー新曲「WINTER GLOW」のリリース、おめでとうございます。
一同:ありがとうございます!
ーー同曲はクリスマス感があるサウンドと、BALLISTIK BOYZらしい冬の曲の要素の両方が感じられると思いました。
日髙竜太(以下、日髙):そうですね。まず、ずっとウィンターソングがほしいと思っていたので、僕らにとっては念願のウィンターソングでした。今まではタイミング的なこともあって、なかなか巡り合うことができなかったのですが、やっと「WINTER GLOW」と出会うことができて。デモを聴いた瞬間から「めちゃくちゃいい曲!」と感じました。自分たちが望んでいた以上にウィンターソング感がありましたし、僕らが表現するとどんな曲になるんだろうと楽しみでした。実際でき上がったものを聴いてみて、王道ウィンターソングでありつつも、BALLISTIK BOYZらしいHIPHOP要素もあって。僕たちらしい仕上がりになっていると思います。
砂田将宏:(以下、砂田):デモの時点で冬ソングがほしいと言って集めていただいて、「BALLISTIK BOYZの冬を代表する曲になれば」という思いを込めて作りました。僕らにとっても特別な思い入れがある楽曲です。
ーー楽曲のテイストも相まって、皆さんのラップや歌がいつもよりも優しいですよね。どんな表現をしようと、レコーディングに臨んだのでしょうか。
砂田:ラッパーチームとか、もう歌だったもんね。
海沼流星(以下、海沼):うん。すごく大人っぽいけど、その中にもちゃんと若さがある恋愛というか。ちょっとドキドキする感じや優しさを表現した歌い方をしました。あとは、僕はボーカルに近い表現をするのが初めてだったので、ディレクターの方の意見を聞きつつ、自分が思う冬のイメージをスパイスとして入れて歌いました。
ーー「Stardust Forever」の時は奥田さんが歌にチャレンジしていましたし、グループとしてどんどん新しい武器を手に入れていかれますね。
砂田:いずれは7人ボーカルになっている可能性もあります!(笑)
海沼:僕ら、歌わせると意外と歌えるんです。隠していたのが、とうとう世の中にバレ始めました。
深堀未来(以下、深堀):それで言うと僕は今回とにかく明るく歌うことをイメージしました。ウィンターソングってワクワク楽しみな感じで聴くことが多いと思うので、それを意識して歌っています。歌詞的にも柔らかめのラブソングですし、微笑みながら、暗くならないようにしたいな、と。それと僕らのことを知らない方にも「WINTER GLOW」が持つウィンターソングとしての良さが伝わるように、曲の世界観に入り込んで歌っています。
砂田:僕もニヤニヤしながら歌いましたね。
奥田力也(以下、奥田):キモいくらいニヤニヤしてましたよ。
砂田:見てないだろ(笑)! デートに向かう時って、ちょっとニヤニヤしちゃうじゃないですか。その気持ちのまま歌っていました。そうすることで、声色も明るくなりましたね。それと、ボーカルディレクションをしてくださった麦野優衣さんから「デートでどこに行っているのを想像する?」と聞かれて。僕は『花より男子』のイメージで、「じゃあ、恵比寿ガーデンプレイスで」と答えて、想像しながら歌ったんです。そうしたら「めっちゃいい」と褒めていただきました。「違う場所でもやってみよう」となって、次は表参道を想像して歌ったら、「ちょっと大人っぽくなりすぎたね。やっぱりガーデンプレイスに戻ろう」という会話をしながらレコーディングしました。

ーー想像する場所でそんなに変わるんですね! その麦野さんのボーカルディレクションもどんな感じだったのかなと気になっていて。
奥田:自分のパートをどんな思いで書いたのかを教えていただきました。僕は〈Oh oh ココア片手に歩くけやき通り〉のところを担当しているのですが、ファンの子もちゃんと共感できる、「冬といえばここ」という場所を選んで作詞されたそうです。そういった思いもラップに乗せてくださいと言われたので、ただラップするだけじゃなくて、「ココア」、「けやき通り」というワードを強く歌ってみたり、逆に控えめに歌ってみたり、いろんなパターンをレコーディングして一番イメージに合うものを選んでもらいました。僕自身もレコーディング前に歌詞を読み込んだり、メロディーを聴き込んでレコーディングしたので、いい仕上がりになっていると思います。
ーー麦野さんが作詞も担当されているからこそのディレクションですね。
奥田:そうですね。すごく勉強になりました。自分のパート以外の部分の意味も教えていただいたのですが、すべてに意味が詰め込まれていて。歌う側としても勉強になりましたし、楽曲制作をする身としても勉強になりました。
加納嘉将(以下、加納):制作時から「こういう作品にしたい」という思いが明確にあったので、話し合いややり取りをしたうえで、レコーディングをしていて。そのかいあって、イメージ通りにキラキラした明るい冬ソングが作ることができました。僕自身もR&Bのジャンルが好きなので、「WINTER GLOW」もすごく好きなテイストで。歌っていて楽しかったです。ただ、自分が思っている以上に声色がなかなか明るくならなかったんですよね。かつ、自分らしさも失いたくなかったので、そこはアドバイスをもらいながら頑張ってレコーディングしました。
曲が聴かれることを意識したMV
ーーMVの仕上がりはどうでしょう。
砂田:ついこの間撮影をしたばかりで、実は僕らも完成した映像をまだ見られていないんですよね。ただ、今回僕らが出てくるのは半分くらいかな。俳優さんにカップル役をやっていただいて、楽しい思い出やデートシーンを大人になった僕たちが見ながら浸っている、というコンセプトで作っていて。なので、僕たちは映画館でその映像を見ているシーンとリップシーンくらいしか出ていないんです。

ーーストーリー仕立てなんですね。ダンスはあるのでしょうか。
砂田:ズバリ……踊りません!
深堀:第2章は、もう踊るのをやめました。
ーーえぇ!? 松井さんがいろんなダンス番組で頑張ってらっしゃるのに(笑)!?
松井利樹(以下、松井):そうなんです……。
砂田:というのは冗談で(笑)、あえて今回は振り切りました。やっぱり初めての冬ソングということもあって、とにかく曲を聴いてほしかったんです。より楽曲の世界観が入ってくるMVにしたかったので、俳優さんに演じてもらって、僕らが歌っているシーンが所々にあるという内容にしています。
松井:だからさ、待ち時間がめっちゃ長かったよね。
一同:たしかに(笑)。
松井:朝7時に現場に入って、終わったのが23時くらいだったんですね。でも、僕らが撮影していた時間は10分くらいなんです。
砂田:全員でのシーンはもっと短かったよね。
松井:そう。あと、踊らないのも不思議な感じがしましたね。踊ることがすべてじゃないとずっと思っていて、踊らないMVも作りたいと話をしていたので嬉しい気持ちもあったんです。でも感覚が全然違っていて。僕、MVの次の日って結構構えるんですよ。撮影で何回も踊って疲労が溜まるから。でも、今回は次の日朝起きてランニングしました。
ーーめちゃくちゃ元気……!
松井:そうですね。元気なまま撮影翌日を迎えられたのも不思議な感覚でした。それに、空き時間が長かったので、竜太くんと一緒に牛丼を食べに行ったり、楽屋で遊んだりしていて。楽しく過ごせました。今回は、楽曲の世界観を作るためにプロの役者さんに任せたのも良かったな、と。適材適所、ですね。
「勝った!」と思った「WINTER GLOW」イントロ

ーーMVも必見ですね。そんな「WINTER GLOW」、皆さんが一番好きな部分を教えてください。
深堀:僕はイントロですね。あのイントロってすごく冬を連想させる、耳馴染みのいい心地よいサウンド。これはもうキタな、と。今年の冬から、全国民が「WINTER GLOW」を聴くようになると思います。
一同:ウェーイ!
日髙:たしかに、デモの時からイントロ聴いた瞬間に「勝った!」と思ったもんね。
奥田:個人的になのですが、僕はサビの〈真面目に聞いてよ〉というワードがめっちゃ好き。僕も作詞をさせてもらうので思うのですが、ここで「真面目に」というストレートなワードが出てくる発想がなかったんですよね。新しい角度できたな、と感じて。僕のこういうワードを選べるような人になりたいと思って、グッと来ました。
砂田:僕も〈真面目に聞いてよ〉のところが好き。歌詞もなのですが、歌い方が好きです。1番は僕、2番は未来が担当しているのですが、〈真面目に聞いてよ〉まではニコニコ微笑ましい感じで歌っているのですが、〈真面目に聞いてよ〉の部分になった途端ガッとスイッチが入るというか。僕のイメージでは彼女と2人で手を繋いで遊んでいたのに、ガッといきなり自分の方に寄せる、みたいな。キュンとさせる感じがあって。告白前の雰囲気を作る感じで、空気を変えることを意識して歌ったのですごくお気に入りです。
深堀:僕は将宏の急なドキドキ感とはあえて変えていて、ラフに甘える感じを出しています。



















