『紅白歌合戦』2025年出場者予想 矢沢永吉、コブクロ、藤井 風、HANA、INI、乃木坂46、&TEAM、M!LK……有力候補を徹底解説

女性グループは、果たしてどうだろうか。国民的なアイドルプロジェクトへ急成長を遂げたKAWAII LAB.からは、FRUITS ZIPPERの出場を予想したい。バラエティ番組など各メディアでも欠かすことはできず、今最も影響力のある女性アイドルとして『紅白』出場は確実という見方もある。同じくKAWAII LAB.のCANDY TUNEは「倍倍FIGHT!」もヒットを記録するなど、もしかするとKAWAII LAB.全グループが一堂に会する可能性もあるかもしれない。
坂道グループからは、39thシングル『Same numbers』で実力の高さをあらためて証明した乃木坂46。メンバーの卒業が続いているが、グループの変革期をアピールするのには『紅白』はふさわしい場所である。櫻坂46も最新シングル『Unhappy birthday構文』がミリオンの売り上げを記録して来春にはMUFGスタジアム(国立競技場)での単独ライブを開催予定、日向坂46は新キャプテンのもとで新体制をスタートさせるなど、トピックに富んでいる。一方、同じ秋元康プロデュースグループで言うと、近年『紅白』からは少し遠ざかっているAKB48グループ。彼女たちは今年結成20周年の節目を迎えたこともあり、それが追い風にはならないだろうか。
レジェンド/ベテランアーティスト枠で考えると、サザンオールスターズは今年、10年ぶりのオリジナルアルバム『THANK YOU SO MUCH』をリリースし、6年ぶりの全国アリーナ&5大ドームツアーも実現させた。精力的な音楽活動を送った1年のフィナーレの舞台に『紅白』はふさわしい。また、矢沢永吉は前回2012年の『紅白』出場がデビュー40周年イヤーだったことを思い出す。2025年はソロデビュー50周年を迎えたこともあり、13年ぶりの出場も現実味がある。
また個人的に名前を挙げておきたいのが、シャンソン歌手のクミコだ。彼女は2025年で活動再開から25周年を迎え、楽曲の作詞を多く担当する松本隆も作詞活動55周年。“戦争”にも言及しながら歌い続けるクミコが、戦後80年でもある2025年の『紅白』のステージに立つ姿を見てみたい。歌謡曲という枠で言えば、昭和歌謡リバイバルに大きく貢献しているSHOW-WAやMATSURI、昨年『紅白』出場を果たした新浜レオン同様に“演歌第7世代”の二見颯一も、韓国のサバイバルオーディション番組『現役歌王JAPAN』に出演するなど話題に。有力と言えるだろう。
2025年前期のNHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』の関連企画にも期待したい。司会の今田美桜はヒロイン・朝田のぶを演じたこと、Mrs. GREEN APPLEのフロントマン・大森元貴が音楽家・いせたくや役で出演していることもあり、スペシャルステージが繰り広げられるのではないだろうか。同作主題歌「賜物」を歌ったRADWIMPSの6年ぶりの出場、また2025年後期の朝ドラ『ばけばけ』の主題歌「笑ったり転んだり」を歌うハンバート ハンバートも『紅白』初出場の可能性は大きい。
年々、国内外で評価されるアーティストの出場が増えている『紅白』。新たな局面を迎える日本の音楽シーンを象徴する、『第76回紅白歌合戦』になるのではないだろうか。
※1:https://www.lmaga.jp/news/2025/10/974903/
※2:https://realsound.jp/2025/05/post-2008047.html

























