Q-MHz、syudou、前山田健一、川谷絵音、綾小路翔……歴代楽曲提供陣に見るROF-MAOの類稀なるエンタメ性
「どんな曲でも歌いこなすだろう」という厚い信頼
その後、2024年には初のCDシングル曲として、BLUE ENCOUNT・田邊駿一が作詞曲を手掛けた「DiVE !N」をリリース。同年、子ども向けバラエティ番組『おはスタ』(テレビ東京系)のエンドテーマ曲にも起用された「情熱的ボーイ」は、ORANGE RANGE NAOTOによる楽曲提供も大きな話題を呼んだ一作だ。
2025年に突入すると、1月には川谷絵音が制作を担当した「ガム」を配信リリース。そして、3月発売のミニアルバム『MOMENTUM』先行配信曲として話題を集めた「布袋尊」は、水曜日のカンパネラのコンポーザーでもあるケンモチヒデフミによる提供曲だ。
さらに、本アルバムへも収録され、氣志團・綾小路翔が作詞曲を手掛けた「勝利の歌~最強無敵ナンバーワン~」は、児童書『最強王図鑑』シリーズ(学研)を原作とするTVアニメ『最強王図鑑 ~The Ultimate Battles~』(テレビ東京系)の主題歌に起用された。『おはスタ』を経たこのタイアップから『みんなのうた』初登場に続く、ROF-MAOの児童/子ども向けコンテンツへの文脈を感じ取ったリスナーもいたことだろう。
『みんなのうた』10月~11月の新曲「おったまげったん」を制作した山崎真吾(SUPA LOVE)は、これまでに『アイドルマスター シンデレラガールズ』ほか、数々の人気コンテンツやキャラクターソングの楽曲提供を行っている。今回の初タッグで、ユニットの新たな側面にスポットが当たったことを感じたリスナーもきっと多いはずだ。
活動開始から現在に至るまで、多彩な著名クリエイター/プロデューサーからの楽曲提供歴を持つROF-MAO。これだけ幅広い音楽性の提供実績は、裏を返せば「彼らであればどんな曲でも歌いこなすだろう」という厚い信頼の証にほかならない。ファンのメイン層である10~20代のみならず、子どもから大人まで幅広く愛される存在へ。さらにインターネットカルチャーを飛び出し、まだ見ぬ大衆のもとへもその名を届かせるユニットへ――。5年目に突入したROF-MAOの挑戦は、これからもまだまだ続いていく。
※1:https://www.oricon.co.jp/news/2231948/full/


























