岩本照&深澤辰哉、阿部亮平&目黒蓮……Snow Man『音故知新』ユニット曲に滲む“懐かしさ”と“今らしさ”
ついに発売日が目前に迫った、Snow Manの5thアルバム『音故知新』。10月5日に解禁された「TRUE LOVE」から始まり、収録曲が少しずつ明らかになるたびに期待は高まる一方だ。
中でも注目を集めているのが、恒例となった“ユニット曲”の存在。岩本照&深澤辰哉の「Symmetry」、阿部亮平&目黒蓮の「ART」、宮舘涼太&佐久間大介の「地球(あい)してるぜ」、そしてラウール&渡辺翔太&向井康二の「サンシャイン ドリーマー」という4曲が発表されている。また、10月28日には公式YouTubeチャンネルで「【ユニット曲MV鑑賞会】祝5thアルバム『音故知新』発売記念」も公開され、各曲への理解が一層深まった。
岩本照×深澤辰哉「Symmetry」
まず、岩本と深澤による「Symmetry」。グループ内でもシンメトリー=“シンメ”として浸透しているふたりにとって、ぴったりなタイトルだろう。現在はシンメでパフォーマンスする機会は減ったが、リーダーである岩本はダンスでグループを引っ張り、深澤はさまざまな場面でメンバーへの気配りを忘れず、それぞれの形でグループを支えるという関係。互いの立ち位置が変化しても、グループの均整を保つキーマンである2人が“対称”という言葉で結ばれるのは、必然と言えるのではないだろうか。そんな「Symmetry」のMVは、下積み時代を彷彿とさせるドラマ仕立てで、ダンスシーンは一切なし。静かに進むストーリーの中に響くふたりのハーモニーも美しい。歌謡曲のような情緒が漂う同曲は、多種多様なジャンルの音楽を“Snow Man流”に表現するという同アルバムのテーマにふさわしい一曲だ。
阿部亮平×目黒蓮「ART」
阿部と目黒の「ART」は、ファンの間でも人気の高い“めめあべ”コンビがついにユニットを組むということで注目が集まっている。タイトルに絡ませて美術館のような世界観の中で繰り広げられるMVは、妖艶さと静謐さをあわせ持っている。鑑賞会の反応を見ると、STARTO ENTERTAINMENT社の伝統を垣間見ることができ、実際バックダンサーとしてジュニアユニットのACEesから浮所飛貴、那須雄登、作間龍斗、深田竜生、佐藤龍我、少年忍者から内村颯太、元木湧、ヴァサイェガ渉が参加している。阿部は事務所きってのインテリで、目黒は実直で誠実な印象があり、どちらかというと“知的”、“穏やか”という印象のふたりがMVで見せる艶やかでミステリアスな表現がギャップとなり魅力的だ。





















