2025.10.29 18:00

LDH SCREAM、ダイナミックなダンスでD.LEAGUEに挑む　緊張感と覚悟が伝わる初戦レポート

文＝高橋梓、画像提供＝第一生命 D.LEAGUE 25-26 ROUND.1

　2025年10月25日、『D.LEAGUE 25-26 SEASON』が開幕した。今シーズンより「BLOCK HYPE」と「BLOCK VIBE」の2ブロック制の2日間開催に進化し、チーム数も「LDH SCREAM」と「M&A SOUKEN QUANTS」が加わって16チームに。LDH SCREAMはチームオーナーをEXILE HIRO、ディレクターをEXILE NAOTOが務めるチーム。『LDH D.LEAGUER AUDITION』で選ばれた平均年齢17歳のメンバー10人が、2026年5月のCHAMPIONSHIPを目指して戦っていく。そんな彼らのデビュー戦の様子をレポートしたい。

LDH SCREAM VS avex ROYALBRATSの熱戦

　avex ROYALBRATSを相手に戦いに挑むのは來夢、SHUNNOSUKE、LION、RYU-SEI、Ryunosuke、京太朗、笑大郎、そしてエースパフォーマンスを務める武蔵の8人だ。

　一人ずつ入場し、HONEST BOYZ®、BALLISTIK BOYZ・RIKI、MASAHIRO、PSYCHIC FEVER・JIMMY、KOKOROによるチームタイトル曲「SCREEEAM」に合わせてステージへ。8人揃って踊りだすと会場からは大きな声援があがっていた。

　先攻はavex ROYALBRATS。FUNKYかつセクシーなダンスで会場を沸かせる。LDH SCREAMはそのパフォーマンスをキス・アンド・クライで観終えると、メンバー同士拳を合わせて気合いを注入していく。バトルMCであるSWAYに紹介されながらステージに上がると、エンジンを組んで横一列にスタンバイする。SHOWテーマは「NICE TO MEET YOU」。カウントダウンが始まり、いよいよパフォーマンスのスタートだ。

　「The Dynasty feat. Zeebra」とともに8人に光が当たると、一気に動き出していくLDH SCREAMの8人。その動きはパワフルでエネルギッシュでアグレッシブだ。途中、アクロバティックな動きも組み込まれており、技が披露される度会場は大いに沸いていた。いい意味でのがむしゃら感が見える一方、パワー一辺倒ではなく、柔らかな動きや抜いて踊る部分もあり、緩急の付け方が秀逸だ。

　シンクロパートはスローで動いていても力強さが見え、かつ動きもピッタリと揃っている美しさを見せていく。武蔵のエースパフォーマンスは、チームの色を可視化したような勢いがあるムーブ。ラストは再び8人揃ったダイナミックなダンスを見せて、パフォーマンスを終えていた。

　この日、システムの不具合により会場ジャッジはアナログ方式で行なわれることに。その集計中、メンバーにインタビューが行なわれることになった。武蔵は「緊張しすぎて踊っている時も頭真っ白でヤバかったんですけど、このチームだったので楽しく踊れました」、京太朗は「緊張しすぎて記憶がないんですけど、とにかく楽しかったです」、 LIONは「皆さんの温かい声援のお陰で緊張もほぐれましたし、楽しい空間でした」、RYU-SEIは「めっちゃ緊張したんですけど、楽しく踊れました！」、 Ryunosukeは「プロダンサーとしてこんなステージに立たせていただいて緊張したんですけど、めっちゃ楽しかったです」と語っていく。続く來夢は「今シーズンから参戦させていただくLDH SCREAM、今後とも精一杯頑張りますので……」と言ったところで、メンバーを起立させる。「LDH SCREAMをよろしくお願いします！」と叫び、全員で深くお辞儀をしていた。

　そしてSHUNNOSUKEが「いつも感謝しています。こんな大きいステージにダンサーとして立たせていただくのは緊張していたんですけど、この仲間がいて、ディレクターのSHIGEさん、Deeさん、NAOTOさん、そして（DJ）DARUMAさん、みんなのおかげで終わることができました。ありがとうございました」、笑大郎が「オーディションが終わり、LDH SCREAMになり、ROUND.1で踊れて本当に幸せです。LDH SCREAM、Very nice to meet you、Thank you very much！」と語ったところで、いよいよジャッジの時間へ。