KAWAII LAB. 全グループが東京ドームに集結! 大舞台に至った必然と夢の共演をいま観るべき理由

KAWAII LAB.の勢いが止まらない。FRUITS ZIPPERは、2ndシングル表題曲「NEW KAWAII」が自身最速での累積再生数1億回を突破し、CUTIE STREETの代表曲「かわいいだけじゃだめですか?」も、10月22日時点で累積再生数2億回を突破(オリコン調べ)。突如頭角を表し、瞬く間に勢力を広げていった同プロジェクトは、令和のアイドルシーンの顔として確固たる地位を築いている。
SNSから火がついた人気を、ストリーミングやライブを通じて着実に広げてきた彼女たち。一度きりの偶発的なバズではなく、日々のSNS投稿や音源リリース、ツアーやイベント出演を通じ、一つひとつの接点に全力を尽くしてファンを増やしてきたことが、現在の存在感に繋がっている。
KAWAII LAB.が歩んできた軌跡は、従来のアイドルが辿ってきたヒットモデルとは少し異なる。まずSNSやストリーミングで楽曲そのものが先に評価されることで熱量が形成され、そこからTVや大規模イベントの出演へと広がっていくという流れだ。その象徴となったのは、FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」のバイラルヒットだろう。TikTokを中心に爆発的に拡散され、ダンス動画が連鎖的に広がったことが、グループの存在感を一気に押し上げた。この成功が単発で終わらなかったのは、FRUITS ZIPPER単体ではなくプロジェクト全体の動きとして次の波へ繋げていくことができたからだ。
続いたのは、CUTIE STREET。前述のデビュー曲「かわいいだけじゃだめですか?」でいきなりの大ブレイクを果たし、インパクト抜群のフレーズとキュートなダンスで日本を席巻した。 「倍倍FIGHT!」の大ヒットも記憶に新しいCANDY TUNEは、ポップで華やかなステージングとライブ映えする世界観によって、SNSでの発見とリアルの熱量を往復させる形で支持を広げ、SWEET STEADYは、王道アイドルらしい誠実なパフォーマンスでファンの心を捉え、着実に人気を高めている。グループごとに異なる魅力を入口にしながら、出口がKAWAII LAB.というプロジェクトに収束していく流れが成立していると言えるだろう。
そんなKAWAII LAB.の全グループが集結する夢の舞台が、11月3日に東京ドームで初開催される音楽イベント『MUSIC EXPO LIVE 2025』だ。Number_i、BE:FIRST、TOMORROW X TOGETHER、ENHYPENといった国内外のトップアーティストも出演する。
多忙なスケジュールのなかで4組すべてがそろうだけでも十分特別だが、それ以上に大きいのは、ひとつのムーブメントとして成長してきたKAWAII LAB.のある種の集大成を目撃できるという点だ。かつてのアイドルシーンでは、グループごとに競い合う構造が一般的だった。しかしKAWAII LAB.が築いてきたのは、“違いを認め合い共存する”という新しい形。異なる色を持つ4つのグループが並び立つことで、お互いの魅力を引き出し合いながら、プロジェクト全体のプレゼンスを高めてきた。
つまりKAWAII LAB.の強さはどのグループを推し始めても、プロジェクト全体の魅力へ自然に橋がかかる構造にある。ひとつのグループだけで景色を変えたわけではなく、小さな熱量が連続して波になるように、順を追ってプロジェクトを育ててきた。その積み重ねこそが、今回の東京ドーム出演の背景にある必然として繋がっている。
11/3(月・祝)東京ドーム #MUSICEXPOLIVE2025
FRUITS ZIPPERからのメッセージをご紹介✨チケット一般発売中🎟️(なくなり次第終了)https://t.co/MWMi54Spa2@FRUITS_ZIPPER #MUSICEXPOLIVE2025#FRUITSZIPPER#ふるっぱー#フルーツジッパー pic.twitter.com/VW7Vp9zZjq
— MUSIC EXPO LIVE 2025 (@musicexpolive) October 24, 2025
出演発表時点から、コラボパフォーマンスの実現にも期待が高まっている。4グループが一緒に歌い踊る姿を見られる機会はこれまでも決して多くなく、しかも今回は東京ドームという夢の会場だ。もしコラボが行われるのであれば、ファンにとって絶対に見逃せない機会となるだろう。
『MUSIC EXPO LIVE 2025』は、KAWAII LAB.というプロジェクトがいまどこに立っているのか、そしてどこへ向かおうとしているのかを知るうえで重要なイベントになる。トップアーティストたちとの邂逅、全グループが集結するステージ、そして東京ドームという特別な舞台。そのいずれかひとつだけでも珍しいのに、それらが一夜で一度に実現するのは今回だけだ。
だからこそ、この公演はファンはもちろん、音楽シーンの変化を見届けたい人にとっても、間違いなく価値のあるものだ。東京ドームの中心で、KAWAII LAB.がどんな“次のページ”を開いてみせるのか、その瞬間を楽しみに待ちたい。


























