堂本剛の“素顔”とは? 『おしゃれクリップ』放送前に振り返る亀梨和也、ジェシー、SKY-HIらとの深い関係性
葛藤と開拓、重なるミュージシャンとしての歩み
予告映像では堂本からの着信に喜びながらも動揺したというエピソードを語っているSKY-HI。同じ事務所で先輩/後輩として長い年月を過ごしてきた亀梨やジェシーとは異なり、彼らの結びつきができたのは、この数年のこと。それゆえに、電話だけでも、彼らの間には新鮮なリアクションが生まれる。
ふたりの関係が深まったきっかけは、雑誌『音楽と人』2023年12月号(音楽と人)での対談。2024年5月29日放送の『Apartment B』(日本テレビ系/長崎国際テレビ)では、SKY-HIがその対談で熱い話を繰り広げたことを語っていた。「7割ぐらいが使えない感じだった」と笑いを誘ったが、それだけ一気に深い話ができるというのも、人見知りの堂本からすると貴重な展開だったに違いない。
振り返れば、ふたりの生き様はどこか近しいものがある。ポップスターとしてまばゆい活躍を遂げながらも、むしろアイドル的に愛されるからこそ、自分の音楽を生み出すことへの葛藤を抱えてきた。そして、その痛みさえもエンターテインメントとして昇華し、多くのファンの心を揺さぶってきたところも。
『Apartment B』では、「ワイプで顔出しでやっといて」と不在の堂本から言づてを預かったとして、「(音楽業界は)交通法と一緒。昔の車の性能が古くて道路もガタガタで『ここは30kmしか出せません』って作られた道路なのはわかるけど、『ここ30kmで制限するのは危ないよ』って道路も法律は変わらずそのままになっているのが、今の日本の音楽業界や芸能界」と話した。その考えを理解してくれるSKY-HIとの信頼関係が垣間見えた一幕だった。
あふれる才能と音楽に対する熱い思いで繋がるふたり。今年2月24日に神奈川・ぴあアリーナMMで開催された、堂本のクリエイティブプロジェクト.ENDRECHERI.による音楽フェス『ENDRECHERI MIX AND YOU FES』にもSKY-HIが登場するなど、今後もさらなるコラボレーションが実現していくのではないだろうかと楽しみだ。
レジェンドとして、後輩の憧れを裏切らない活躍を続ける強さ。愛してくれる人をさらなる愛で包もうという人間的な温かみ。そして、音楽を通じて感じ取ることができる、湧き上がるクリエイティブな情熱。3人との関係性を少し振り返っただけでも、堂本剛という人が慕われる理由がクリアになっていったのではないだろうか。番組で語られる3人の言葉はもちろん、彼らの言葉を聞いた堂本のリアクションによって、その解像度はさらに上がることだろう。
※1:https://www.instagram.com/p/DGuVSYRh1cM/

























