矢沢永吉の意外な一面に注目? THE ALFEE、松任谷由実×松田聖子……『オールナイトニッポン』で見せる“飾らない姿”
リスナーと本音で向き合える『ANN』特有の空気感
ソロデビュー50周年を迎えた矢沢永吉による『矢沢永吉のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)が9月26日に放送される。矢沢が『オールナイトニッポン』を担当するのは18年ぶり。メディアに出演する際は、いつもはどこをどう切り取っても“ロック界のカリスマ・矢沢永吉”というイメージが強いが、『オールナイトニッポン』特有の空気のなかで、彼の意外な一面が垣間見られることを期待したい。
9月26日金曜日22時から放送
『矢沢永吉のオールナイトニッポンGOLD』
2007年以来、18年ぶりのオールナイトニッポン
ゲストは佐久間宣行さん
アシスタントは東島衣里アナ
是非お聴き下さい!#矢沢永吉ANNG pic.twitter.com/BFyZ3eVGKM— ニッポン放送 (@1242_PR) September 18, 2025
それにしてもなぜ『オールナイトニッポン』は、パーソナリティやゲストとして登場するレジェンドたちを身近に感じることができるのだろうか。そのヒントの一つは、リスナーからの便りなのではないか。
『オールナイトニッポン』のディレクターとして、笑福亭鶴光、中島みゆきなどの番組を担当した宮本幸一は、書籍『秘伝オールナイトニッポン 奇跡のオンエアはなぜ生まれたか』(小学館新書)のなかで「(中島)みゆきさんのオールナイトは、やっぱり最後のエンディングのおハガキがとても重要なんです。彼女はそこにすごく神経を注いでて、このハガキで今日は締めようという思いを込めてました」「思いをリスナーに伝えるという彼女の魂がこもったものなんです」と振り返る。
また、松任谷由実の番組を担当した松島宏は同書で「中学生から、『ユーミンって学校の面白い先生みたい。これから『ユーミンちゃん』と呼んでもいいですか?』みたいなハガキが来たんです。あの一通から変化が始まった。送られてくるハガキを読む彼女の声からわかりました。本当にハガキが嬉しいという感情、それが番組にリズムを与えてきたというか、彼女のパブリックな面と違う顔が新しく見られた」と述べている。松島は、それまでの放送では松任谷が一人喋りに慣れておらず、スタジオ内に誰もいない孤独な環境だったため、最初の3カ月間は「パーソナリティ的に辛かったと思います。本人も『やめようかな』と考えていたそうです」と回想している。だからこそ、リスナーの便りが“ラジオパーソナリティ・松任谷由実”の孤独を埋め、活力を与えていったと言っても良いだろう。
『オールナイトニッポン』のパーソナリティとリスナーの関係性は、とても密接だ。友人、家族、恋人……そのいずれにも近く、しかしいずれとも異なるような不思議な親近感がある。だからこそパーソナリティたちは、同番組ではレジェンドとしての顔や立場から解放され、リスナーと本音で向き合えるのではないだろうか。






















