BE:FIRSTと候補生14人の本気の勝負 『THE LAST PIECE』最大級の波乱の予感――6次審査はSKY-HIとの闘いへ
BMSGの新たなボーイズグループ結成へ向けたオーディション『THE LAST PIECE』Ep.10が、8月29日に公開された。
夢を追いかけ続け、6次審査までたどり着いた14人の候補生。そんな彼らの前に姿を現したのは、夢を体現する存在・BE:FIRSTだった。6次審査「VS プロアーティスト審査」では、候補生がプロアーティストであるBE:FIRSTと真正面からぶつかり合うことに。オーディション開始以来、最大級の波乱の予感が巻き起こる。
BE:FIRST と対峙した候補生たちは、そのオーラに圧倒されている様子。ADAMは初対面ということもあり緊張しつつも、「すごく光栄です。僕たちも負けないくらいのパフォーマンスをするので、よろしくお願いします」と意気込みを露わにする。BE:FIRSTを生んだオーディション『THE FIRST』をきっかけに、歌って踊れるグループを目指したというKANONも「ずっと憧れの存在だったBE:FIRSTさんと同じ楽曲で戦うということで、負けないように頑張りたいです」と気合いの入った表情を見せた。

一方で、BE:FIRSTメンバーも、この特別なパフォーマンスの場に緊張を感じているようで、MANATOは「同じくらい僕も緊張してるので、お手柔らかにお願いします!」と深々と頭を下げ、LEOは「僕らも4年前やってきましたし、自分たちと重なる部分もあります。『VS』とは言ってるけど、勝ち負けではなくカメラの向こうの人をめがけて、お互いパフォーマンスできたらいいのかなと思います」と審査の本質をとらえた言葉で決意を示した。
デビュー当時のRYUHEIと同い年で、候補生最年少のAOI、『THE FIRST』の最終合宿でともに夢を追いかけたJUNONとRUI……そんな繋がりも含め、両者のパフォーマンスをいちばん楽しみにしているのは、ほかの誰でもないSKY-HIだろう。SKY-HIは「リスペクトがあるぶん、気合いも入ると思うけど、練習してきたものをステージに乗せて、みんなが何者であるか証明してくれるのを楽しみにしています」と候補生にエールを送った。
憧れの存在への挑戦という試練を前に、覚悟を新たにする候補生。一方で、BE:FIRSTにも超えるべき相手がいた。それは、4年前に同じ場所から羽ばたいていった過去の自分だ。この『THE LAST PIECE』もまた新たな始まりの場所で、その一歩を踏み出すステージとなるのだ。そんな時に対峙するのが、特有のやる気と高揚感に満ち溢れた候補生。彼らから刺激を受けて、4年前の自分たちのバイブスを超えられるのかがBE:FIRSTの課題となる。キャリアの異なる両者がぶつかり合うことで、一体どんな化学反応が起こるのだろうか。

それぞれが超えるべき相手と向き合う、運命の審査。その舞台は、『THE FIRST』の審査会場にもなった河口湖円形ホールだ。クラシカルで神聖な雰囲気漂う空間に、「やべえ!」「本物だ!」と感動を露わにする候補生。「たっだいまー!」と勢いよく入ってきたRUIも含め、場の雰囲気に呑まれて静まり返ってしまう。そんな彼らの緊張を悟ったのか、SKY-HIは「(みんなが)絶対かっこいいのは僕も自信を持って知っているので、誰かっぽいとかじゃなくて、自分の『Secret Garden』を見せてくれたらと思います」と力強く励ました。


その言葉は候補生の胸に強く響いたのだろう、リハーサルでBE:FIRSTのパフォーマンスを観た瞬間に全員が圧倒されるも、徐々にその眼差しは真剣なものへ。そして、「BE:FIRSTとは違うよさを出せたら」(HAL)、「勝つ気でいきます」(KEI)、「超えようっていうバイブスでいかないと食われる」(TAIKI)、「見とけよ」(RUI)と各々の言葉で熱意を語る。今回MVPの座を狙うKANONも、BE:FIRSTのパフォーマンスを観てさらにスイッチが入ったようで、「僕たちは僕たちなので、『Secret Garden』を自分たちのモノとして歌えるかが大事」「『どっちもすごいよね』って言われないといけない」と覚悟を決めた。


さまざまな思いが交差するステージで、ついに審査が始まる。先行は、黒一色の衣装に身を包んだBE:FIRST。プロのアーティストとして積み重ねてきた日々と、今新たな情熱を胸にパフォーマンスに挑む。そのステージはやはり圧巻のひとこと。R&Bのグルーヴ感やチルなムードを全員で作り上げ、その音楽センスの高さをこれでもかと見せつける。パフォーマンスが終わるとSKY-HIは即「ブラボー!」と叫びながら拍手を送り、「これだけかっこよく音楽をやるグループを、僕は世界中で見たことない。世界一、かっこよかったです」と大絶賛。SKY-HIからBE:FIRSTへの大きな愛があふれた瞬間だ。























