韓国フェス『Asian Pop Festival 2025』から窺えた主催者の思い EGO-WRAPPIN'やtofubeatsら出演、貴重なコラボステージも

日本のアーティスト同士のコラボも観れました。早口言葉が全面的に歌詞に取り入れられたMONO NO AWARE「かむかもしかもにどもかも!」 のハク。によるカバー動画が海外でもバズったのですが、まさかの韓国でコラボが観れました。しかも倍速で! 野外ステージでのMONO NO AWAREに、ハク。ボーカルのあいさんが乗っかる形だったのですが、めっちゃ元気で飛び出すようなパフォーマンスで、全く噛まず歌い上げて、会場は倍速でヒートアップしました。




初日のトリは、日本でも人気のあるロックバンド・SE SO NEONを韓国で見れたのも感激。ファン・ソユンさんのボーカルは繊細さもありながら強くて心を揺さぶるし、ギタープレイも圧巻でカリスマってこういう人のことを言うのだなと、改めて衝撃を受けました。飾らずダイナミックで素晴らしかったです。8月15日にはついに1stフルアルバム『NOW』がリリースされましたし、11月には来日も決まってますよ。ロックバンドが好きなら老若男女、誰が観ても心鷲掴みにされると思います。ギター始めたくなっちゃう。見逃せません。




初日、野外の「PARADISE STAGE」のトリだったSilica Gelも、1曲目から大合唱。鍵盤ボーカルの4人編成で、ギターもボーカルを取ります。2人の歌声が対照的で魅力があります。メロディはフレンドリーで、音は鋭く熱い。K-ROCKシーンという表現があっているか分かりませんが、韓国インディロック勢が熱いなと改めて思いました。話は少しずれますが、今年の『FUJIROCK FESTIVAL'25』の盛り上がりを見ても、それは感じられるのではないでしょうか。「GREEN STAGE」にHYUKOH(台湾のSunset Rollercoaster(落日飛車)とのユニット・AAAで出演)、「WHITE STAGE」にSilica Gel、Balming Tigerが出演し、それぞれ集客もすごかったし、めちゃくちゃ盛り上がっていました。





そんなわけで2年目の『Asian Pop Festival』は、韓国の音楽シーンがどれだけ豊かなのか思い知らされましたし、3年目に向けて、期待が膨らむフェスでした。そして韓国の音楽ファンって本当に乗せられ上手! どこまでも盛り上がっちゃう人たちなんですよね。今年私が観た中で一番びっくりしたのは、タイのmindfreakkk。彼女自身のハッピーオーラもすごくて、客席に降りてきて大団円になってました。とても心地よいシンセポップだと思っていたので、あの大騒ぎは全く想像していませんでした。幸せ倍増でした。なので、日本のアーティストを『APF』で観るのもおすすめです。日本で観ているのと、また違う盛り上がり方で楽しめるかもしれません。実際、去年よりも、日本からのお客さんが増えていたように感じました。





あと、『APF』は何度も言いますが、環境がとても良いので、日本の『SUMMER SONIC』に行くみたいに、おしゃれが楽しめます。去年よりも、さらにかわいいスカーフ族が増えていました。オフィシャルのグッズもかわくて、売り切れ続出。タトゥーシールを買ってすぐに貼ることができるので、男子も女子も貼り合いっこしていて、キュートでした。遊びに来たら、ぜひトライしてほしいです。『Asian Pop Festival 2026』は2026年5月30日、31日に開催。みんなで行きましょう!









※1:https://realsound.jp/2025/07/post-2095908.html
























