稲垣吾郎と櫻井翔、バラエティ初共演で近づけた距離 “国民的グループ”の看板を背負った者同士の共感

 稲垣吾郎が7月10日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に出演。嵐の櫻井翔とバラエティ番組初共演を果たした。

 番組に出演するというニュースを聞いたとき、てっきり櫻井に招かれる稲垣の姿が見られるのかと思いきや、収録場所はスタジオではなく稲垣がディレクションするレストラン・BISTRO J_O。今年5月に銀座から原宿へと移転したばかりの店舗に櫻井が足を運ぶと、稲垣が待ち構え、席につくなり乾杯用のシャンパンを注いだ。やはり、稲垣はおもてなしする側の振る舞いがよく似合う。

 かつて同じ事務所にいながらも、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)などの大型音楽特番以外ではほとんど顔を合わせることがなかったというSMAPと嵐。この日の再会も2015年の『紅白』以来、実に10年ぶりとなる。かつて事務所内のマネジメント体制の事情から「共演ができない」とも囁かれていた2組。先輩/後輩として距離が近くあってほしいときには叶わず、長い年月を経た今このタイミングでの共演に、複雑な思いを抱くファンも少なくなかったのではと想像する。

 もっと早くに共演できていたら、どれだけ多くの笑顔が生み出せただろうか。そんなもどかしい気持ちになっていたのは、むしろ本人たちのほうだったかもしれない。乾杯したシャンパングラスを見つめながら、櫻井は「いやあ、ちょっと感慨深いですね」と一言。そして稲垣も会話のなかで「なかなか一緒になれなかったのはすごく寂しいな、今思うとね」とこぼしていたのが印象的だった。

 稲垣がセレクトしたワインに舌鼓を打ちながら、こだわりの料理が食べられるBISTRO J_O。一皿に桃をまるごと一個使用し、液体窒素で瞬間冷凍したトマト水のグラニテが添えられた冷製パスタが運ばれると、櫻井は「テレビで観るやつ!」「月曜10時だ!」と思わずテンションが上がる。そんな櫻井の言葉に、稲垣も「そう、月曜10時の料理がここで食べられる」とにこやかに返答するのだった。

 「月曜10時の料理」とは、言わずもがな『SMAP×SMAP』(フジテレビ系/1996〜2016年放送)内の人気コーナー「BISTRO SMAP」で稲垣らが振る舞っていた料理のこと。もしあの番組が放送中に共演が叶っていたら、こんなふうに嵐のメンバーがゲストとして登場し、SMAPの手料理を食べたリアクションを楽しめていたに違いない。

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