Mrs. GREEN APPLE、サカナクション、米津玄師、HANA……2025年上半期カラオケランキングで示した存在感
JOYSOUNDとDAMによる「2025年上半期カラオケランキング」(※1、2)がそれぞれ発表された。本稿では、ランキングで特に存在感を示した4アーティストをピックアップ。2025年上半期、どの楽曲が多くの人に歌われてきたのか振り返りたい。
JOYSOUND、DAMともに総合ランキング首位に輝いたのは、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」。昨年4月にリリースされてから楽曲のメッセージ性が共感を呼び、『第66回 輝く!日本レコード大賞』(TBS系)で大賞受賞。1年を通して数々の音楽番組で披露されてきたこの楽曲が1位を獲得するのは納得である。さらに、2025年上半期に発売された楽曲のみを集計した総合ランキングでも、JOYSOUND、DAMの両方で「ダーリン」が首位に。アーティスト別のランキングでもそれぞれ1位を獲得し、バンドは今、カラオケで最も歌われているアーティストとなっている。Mrs. GREEN APPLEの楽曲はキーの高さや転調、変拍子を含むなど難易度が高いものが多いが、「歌いこなせたらかっこいい」と挑戦意欲も刺激されるのだろう。7月8日にデビュー10周年を迎える彼らだが、老若男女から愛されるバンドに育ったことがランキングからも窺える。
アニメソングのみを集計したランキングでは、JOYSOUND、DAMともにサカナクションの「怪獣」が首位に。TVアニメ『チ。―地球の運動について―』(NHK総合)のオープニング主題歌として注目を集め、サカナクションらしいそのキャッチーなメロディも相まって多くの人に歌われてきたようだ。今年2月に配信リリースされたこの曲は、2025年発売曲のみの総合ランキングでは、Mrs. GREEN APPLEの「ダーリン」に次ぐ2位に。バンドとして初のアニメ主題歌かつ約3年ぶりの新曲でもあり、そんな話題性も人気を拡大させた理由のひとつだろう。ここから、発売年を問わない総合ランキングでも順位を上げていくことに期待したい。























