THE RAMPAGE 武知海青、DDTプロレスに入団 パフォーマーとの両立は「僕が証明し続ける」

THE RAMPAGE 武知海青が、プロレス活動においてDDTプロレスリングとのエージェント契約を締結した。DDTプロレス入団発表記者会見が6月5日に都内で開かれ、武知のほか、髙木三四郎(CyberFight代表取締役副社長)、彰人(CyberFight取締役)、武知とタッグを組む上野勇希選手が登壇した。

昨年2月25日、DDTプロレス後楽園ホール大会においてプロレスデビューを果たした武知。今後は武知のプロレス活動における窓口業務をDDTプロレスが行い、THE RAMPAGEとしてのアーティスト・俳優・タレント活動はこれまで通りLDH JAPAN所属として変わらず行っていく。アーティスト兼プロレスラーの武知は、圧倒的な身体能力と表現力を兼ね備えたハイブリッドパフォーマーとして、ステージとリングの垣根を超えて活動していく。
会見冒頭にはEXILE HIROからのコメントが流れ、「ダンサーとして鍛え上げてきた海青の肉体と表現力はプロレスの世界においても唯一無二の輝きを放つと僕らは思っていますし、彼にしかできないハイブリッドパフォーマンスを必ず生み出してくれると信じています。LDH所属であり、プロレスラーでもあるという新たな挑戦の先に海青がこれから大きく羽ばたいていくことを祈っています」と激励の言葉が贈られた。

昨年のプロレスデビュー戦で武知の圧倒的なポテンシャルを感じたという髙木副社長は、「間違いなくプロレス界でもスターになれる逸材だと強く感じまして、ぜひプロレス界を盛り上げる存在になっていただきたい」「今のプロレス界は、ファンの皆さんが新しいスターの誕生を求めています。DDTとして武知さんをプロレス界全体から認められるようなスターに育てていきたいと考えております」と歓迎しながら、他団体の選手とも対戦していき、より幅広い舞台でプロレスラーとしての可能性を広げていってほしいと期待を込めた。

武知は昨年のデビュー戦を機に「もっとやりたい」という気持ちが高まっていったという。「THE RAMPAGEのステージに持ち帰った時の相乗効果を感じました。THE RAMPAGEのファンの中にはステージに立てなくなったらどうするんだと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、初めての挑戦には何事もリスクが伴うと思っております。それを跳ねのけるのも僕自身しかいないですし、僕が証明し続けることでみなさんの不安を跳ねのけられると思うので、みなさんの期待に応えられるように頑張りたいです」と意気込みを見せた。
デビュー戦でもパートナーだった上野選手は、「人間として、個体として強い、最強の武知海青がプロレスラーとしてどういうエゴを見せてくれるのかということが、仲間としては楽しみです。時には背中を押し、対戦相手としていつか受け止め、ぶつかり合う時が来るのがより楽しみだなと思います」とコメント。さらに、「DDT所属になったからにはいろんな人と試合ができますから、いずれは僕とのタイトルマッチもしたいと思っていますし、男色ディーノ 対 武知海青なんかも楽しみに思っております」と期待を寄せた。
入団第1戦として上野選手、勝俣瞬馬選手とトリオを組み、7月13日に後楽園ホールで開催される『ROCK IN RING 2025 ~奏でろ打撃、叫べ歓声~』で、佐々木大輔選手、岡谷英樹選手、MJポー選手のトリオとのタッグマッチを繰り広げる。秋以降もTHE RAMPAGEとしてのスケジュールの合間を縫いながら、継続的なDDT戦への参加が予定されているという。

質疑応答で、プロレスラーとしての夢を聞かれた武知は、「プロレスをもっと世に広めたいです。自分がプロレスを見て、リングに立って感動して。知れば知るほど美しい世界ですし、たくさんの方に知っていただきたい世界です。まだ見たことがない方にぜひ触れていただいて、その良さを伝えたいというのが夢です」と目を輝かせる。「ベルトやタイトルを目指していくのでしょうか?」と問われると、「やるからにはてっぺんは取りたいなと思っていますので、いつかはチャレンジしたいなと思っています」と明言した。
現段階での得意技はドロップキック。決め技を意味するフィニッシュホールドについて聞かれると、まだフィニッシュを決めたことがなく、それも夢だと武知は答えた。

今後試合をしたい相手には、上野選手の名前を挙げ、「いつかは対戦していただいてプロレスの厳しさを教えてほしいというのもありますし、僕自身もきっと成長できると思います」と豪語すると、上野選手もマイクを握り「ボコボコにします!」と力強く宣言した。

























