THE RAMPAGE ソロインタビュー Vol.6:武知海青 プロレスデビュー&写真集発売で「本当にパーフェクトイヤー」
2024年に結成10周年を迎え、ドーム公演『THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR® at TOKYO DOME』を大成功に終えたばかりのTHE RAMPAGE。16人によるEXILE TRIBE屈指のダイナミックなパフォーマンスの人気は海を越え、アジアでの公演も増えてきた今、リアルサウンドではTHE RAMPAGEメンバーへのリレーインタビューを企画。アニバーサリーを迎えた活動への素直な心境、メンバーとの思い出などを語ってもらった。第6回となる今回は、パフォーマーの武知海青が登場する。(編集部)
「今は新しいフェーズの自分だと思っている」
――THE RAMPAGEは結成10周年を迎えました。グループとして強く成長・進化を感じた瞬間はどんな時でしょうか。
武知海青(以下、武知):10年が経って、一人ひとりのメンバーが人間的に成長したなと感じます。今でこそTHE RAMPAGEといえば「16人の絆の強さ」が特徴の1つになっていますが、結成当初は各メンバーが全然違う方向を見ていたので、衝突も多かったんです。最近はそういうことがなくなりました。自分がグループにとってどういう存在で、今は何をすべきなのか、各個人が明確に理解しているので、物事を効率的に進められますし、メンバー間の衝突もほとんどありません。
今、メンバー全員で同じ方向を向いていられるのは、10年間でたくさんぶつかってきたおかげだなと感じます。やっぱり当時は大変でしたけど、あの日、お互いに意見をぶつけ合って、誰がどういう性格の持ち主で、どんな考え方をする人なのかを深く理解できたからこそ、今の16人の絆があるのだと思います。
――10年間で、個人としての成長や変化を感じた瞬間も教えてください。
武知:デビューしたての頃は、前に出て自分を表現することが本当に苦手でしたが、トレーニングと出会って体を鍛えたことで、昔の僕には考えられないような真逆の性格の人間になれたような気がします。プロレスの試合への出場や写真集の発売など、いろいろと結果を残すことができ、これまでの自分に1つの区切りをつけられました。今は新しいフェーズの自分だと思っているので、これからはもっともっといろんなことに挑戦していきたいです。
――特に印象に残っているライブ、またはターニングポイントになったと思うライブを教えてください。
武知:ターニングポイントになったのは、コロナ禍で各種公演が中止になった時にLDHとして開催したオンラインライブ『LIVE×ONLINE』だと思います。無観客の配信ライブだったのですが、「会場にお客さんがいて、歓声を上げて楽しんでくれる」という当たり前が崩れてしまったからこそ、ファンの皆さんの大切さを身に染みて感じた期間でした。
――10年の活動で、特に印象に残っているメンバーとのエピソードを教えてください。
武知:東京ドーム公演『THE RAMPAGE LIMITED LIVE 2024 *p(R)ojectR® at TOKYO DOME』の直前に、結成10周年を記念して開催したメンバー全員での食事会が思い出深いです。全員でドレスコードを合わせて食事をした後、みんなでボーリングをしました。16人全員で服装を揃えてのイベントは初めてだったので、とても楽しかったですし、ドーム公演に向けて改めて気合いが入りました。
――この10年の活動で、最も驚いたこと・予想外に嬉しかったことは何でしょう?
武知:海外のファンが想像以上に多くて、熱く応援してくださっていたことですね。海外公演では、それぞれに純粋な想いを伝えてくださるのが本当に心強いなと感じます。2023年11月に初めて開催した韓国でのファンミーティング(『2023 THE RAMPAGE 1st FAN CONCERT in SEOUL~THE BEGINNING~』)はすごく盛り上がりましたし、日本だけでなく世界の方々と繋がることで、「幸せの輪」がより大きな規模で広がっていくことが嬉しいです。外国語を話せるメンバーもいるので、今後も海外公演には挑戦していきたいと思っています。
――2024年現在の気分で、特に思い入れの深いTHE RAMPAGEの1曲を教えてください。
武知:絞れないので、2曲紹介させてください。1曲目が、今年のアリーナツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2024 "CyberHelix" RX-16』のテーマ曲を務めた「CyberHelix」です。今年のツアーを象徴する楽曲でもありますし、僕としても今年一番聴いた曲の1つなので、特に思い入れが深いです。
2曲目が、7月24日にリリースしたシングル曲「24karats GOLD GENESIS」です。先輩グループのEXILEから代々受け継がれてきた「24karats」を正式に継承した、感慨深い1曲です。有り難いことにオリコン週間シングルランキング1位も獲得できましたし、なかなか実現できないことをたくさん叶えられた楽曲でした。グループとして大きく前進できたという意味でも、思い入れの深い1曲だなと思います。
――10周年の先へ進んでいくにあたり、これから目標に掲げていることを教えてください。
武知:グループとしては、そろそろベテランの域に突入します。だからこそ、初心を忘れずにいたいですね。グループとして最初に掲げていたものや、LDHの「Love, Dream, Happiness」の心をいつまでも忘れずに、何事にも全力で頑張っていきたいなと思います。
僕個人としては、今年は本当に“パーフェクトイヤー”でした。プロレスデビューを果たしてから3連覇を成し遂げて、写真集も出して、(地元・兵庫県の)宝塚市大使にも就任しました。2024年は素晴らしい結果を残せた1年だったからこそ、今後も常に高みを目指して頑張っていきたいです。もちろん人間なので、浮き沈みはあると思うんですけど、目の前の仕事に全力で取り組むことで、来年以降もいい年になればと願っています!
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