Aqours リレーインタビュー Vol.4:小林愛香 ヨハネという“相棒”と歩んだ日々 「命をかけてやってきたことを見せたい」

『ラブライブ!シリーズ』でμ'sに次ぐスクールアイドルグループとして、2015年6月に結成されたAqours。。2025年6月21日、22日に行われるライブ『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours Finale LoveLive! ~永久stage~』が、彼女たち9人での最後のワンマンライブとなる。
そこで、Aqoursのキャストへのリレーインタビューを企画。1人ずつ登場してもらい、これまでの活動や担当メンバーへの思い、次回キャストへのメッセージなどを語ってもらった。ライブ当日に向けて、存分に士気を高めてもらいたい。第4回は、津島善子役・小林愛香のインタビューをお届けする。【火・土曜更新予定/全9回】
「再び歓声を聞けて、生きていてよかったと思った」

――小林さんがライブのパフォーマンスで意識していることや、大切にしていることは何ですか?
小林愛香(以下、小林):Aqoursは「(メンバー)9人と(キャスト)9人で、18人だね」とよく言っていただくんですが、ステージに立っている時は18人ではなく9人に見えるように意識をしています。メンバーとのシンクロを目指す、ということですね。なおかつ、ヨハネ(善子)のかわいさやかっこよさを少しでも底上げできるような存在でいたいなと考えています。
――具体的には、どんなふうにヨハネとシンクロしていくのでしょうか?
小林:ライブの時、私はよくウインクをしているんですけど、それはヨハネがたくさんウインクをするからなんです。3秒間ヨハネが映ったと思ったら2、3回ウインクすることもあるし、右でウインクしたかと思ったらすぐに左でもやったりするくらい。なので、それと同じタイミングでできたらいいなと思って、練習し始めました。最初はウインクができなかったところから、今ではしっかりできるようになりましたね。
――すごい。それだけ熱心に見ているんですね、ヨハネのことを。
小林:そうですね。一番のファンだと思っているので!
――ライブ中のファンの方の反応や掛け声で、特に印象に残っているものを教えてください。
小林:全部印象に残っているんですが、一番は劇場版(『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』/2019年公開)を受けて行われた5thライブ(『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 5th LoveLive! 〜Next SPARKLING!!〜』)のアンコール明けに、ファンの方々が虹を見せてくれたことです。客席のエリアごとにペンライトの色を変えた、きれいな9色の虹でした。
今の時代、デジタル制御のペンライトを使えばもちろんその景色は作ることができますけど、あの時の虹はそうじゃなくて、皆さん一人ひとりの想いで作ってくれたんです。それが嬉しかったですね。きっと、劇場版のタイトルに『Over the Rainbow』と入っているから虹を見せたいと思ってくれた人がいて、SNSでたくさん呼びかけてくれたと思うんです。とはいえ、それでも全員に伝えるのは難しいはずなのに、きれいに揃っていたのは本当にすごいことだなと思います。

――コロナ禍での無観客を経て、再び声出しができる環境に戻りましたが、久しぶりに生で歓声を聞けた時はいかがでしたか?
小林:もちろん、嬉しかったです! Aqoursは、5大ドームツアーもつま恋リゾートでの野外ライブもコロナ禍で中止になってしまったんですよね。あれもダメ、これもダメとどんどんできなくなっていくのが当時は苦しくて。思わず、自分たちの存在意義を考えることもありました。そんな時期を乗り越えて、皆さんの声が戻ってきた時、皆さんに会えた時は……本当に嬉しかったです。生きていてよかったと思いましたね。


















