稲垣吾郎が後輩たちに見せる“先輩”としての姿 三宅健、Number_iらに向けた優しい眼差し
振り返れば、昨年4月にも三宅健とこのラジオで再会を遂げた稲垣は、三宅やNumber_iが出演した東京ドームでのコンサート『to HEROes 〜TOBE 1st Super Live〜』に「なんで呼んでくれないの?」と問いかけて笑いを誘う場面があった。久しぶりの再会で、そんな気さくなやりとりができるのも稲垣のなせる技。
さらに遡れば、SMAPのバックについていたKinKi Kidsに対しても、先輩としての威厳を見せつつ、どこかイジりやすい隙も感じられる距離感を保っていた。かつて『LOVE LOVE あいしてる』(フジテレビ系)にゲスト出演した際には、過去にコンサートで稲垣のソロのタイミングで堂本剛がタオルをかけたままステージに出るという失敗をした話で盛り上がると、「ちょっと内心、『吾郎くんでよかった』とか思わなかった?」なんてチャーミングに返していたのも微笑ましかった。
稲垣はプライベートでも積極的に連れ立って後輩をかわいがっていくタイプではないけれど、後輩たちの活動に関心を持ち続け、いつ再会しても気さくに話ができる空気感を漂わせる。きっとそんな稲垣の姿勢に後輩たちは同じ表現者として尊重されている感覚を持ち、その優しい眼差しから学ぶものも多くあることだろう。そんな稲垣ならではの先輩/後輩の関係性は、むしろ令和の時代にこそ好まれるものかもしれない。

























