2025.05.10 12:00

Crimson Crat Clanが考える、5年目以降の戦い方　人気ライバーの5人が集結してグループで活動する意味

文・取材＝高橋梓、写真＝堀内彩香

このメンバーでずっとやっていきたいと再確認できるのがステージ

ーー今後はリリイベで全国を回られますよね。リリイベ然り、ライブやイベントなど皆さんたくさんステージに立たれています。皆さんにとってステージはどんな場だと捉えていますか。

ハヅキ：個人的にですが、YouTubeをやってるとポンコツなところが目立っちゃうんです。ステージはそれを死ぬ気で取り戻す場所。一番カッコつけたい（笑）！　そこだけは譲れません。

ターゴ：そのギャップが魅力だよ。それこそ僕らはYouTubeや配信でおちゃらけたりもしてますが、そこで培った巻き込む力やトーク力、クオリティの高い楽曲とパフォーマンスをステージで届けることでアーティスト感が映えると思っています。

一同：（うなずく）

ターゴ：ステージって戦場感があるよね。

フータ：うん。結局お客さんを目の前にできるのはライブやからな。配信なんかでコミュニケーションを取ることはできるけど、実際に僕らのパフォーマンスを肌で感じてくれたら嬉しいなと思うし、僕らももっと大きなステージに立ちたいと思うし。このメンバーでずっとやっていきたいと再確認できるのがステージやと思います。

ーーなるほど。この先、そんな皆さんのライブに新しく参加する方も増えていくと思います。そんな方に対して、自分たちのライブの楽しみ方を伝えるとしたら？

ターゴ：多分、ファンの皆さんって無理してない気がしていて。自分の見たいテンションで見てくれてると思うんです。それが魅力なのかな、と。楽曲の幅も広いので、一緒に楽しむところは楽しめるし、ショーとしてスッと見てもらってもいいし。それに緩急があるのでストーリーがちゃんと描かれているのが僕らのライブの魅力だと思っています。

フータ：そうね。あとは年齢層も幅広いんですよ。学生さんから僕らの親世代の方、男性などもいらっしゃって。それも入って来やすい理由になってると思います。それに曲の種類も全部違うので、絶対に1曲は好きになる曲があるはず。実際、ファンの方に「好きな曲は何？」と聞いたら、全曲出るんじゃないかなっていうくらい。と考えたら、魅力的なところなんて満載やんな？

一同：満載！

フータ：で、「CCC好きじゃない」って言われたらなぁ？　そっちが悪いんちゃうんって（笑）。

ターゴ：「そっちが見る目ない」まで言えます！　それくらい覚悟と自信を持ってやっています。

【MV】NEW KICKS / Crimson Crat Clan(クリムゾン・クラット・クラン)

【MV】Mellow Mellow / Crimson Crat Clan 《CCC×VANTAN》

【MV】Crimson Crat Clan / Give Me Your Love

ーー素晴らしい……！　楽曲の幅広さというお話がありましたが、この先やってみたいジャンルはあるのでしょうか？

ミナト：大体やってるからなぁ。

リョウタ：バラードかなぁ。これだけ曲があって、バラードをやったことがないんですよ。昔を思い出すと、カラオケで気持ちよく歌っていたのってバラードなので、やってみたい。多分ファンの方もめっちゃ喜んでくれる気がします。

ーー踊らず歌で聞かせる曲も聴いてみたいです！

フータ：不安やなぁ（笑）。こんだけ踊ってきたからどこ見ていいかわからん気持ちになりそう。

ターゴ：でも、それも一個の挑戦としてありかもね。

ーーこういうジャンルの曲を増やしていこう、というグループの方向性はあるのですか？

ミナト：ないです。楽曲、というよりもステージの上から何を届けるかを重視していて。今後「こういう曲をやってみたい」と提案することはあるかもしれませんが、「こういう曲はやりたくない」というのもありませんし、「こういう曲でやっていきたい」というのもないんですよね。逆に言ったら、どんな曲でも歌えるし踊れるのが僕らの強みなのかな、と。常に柔軟性を持っていることが大切だと思っています。

「4thワンマンライブ」と銘打ったのには意味がある

ーー皆さん5年目を迎えましたが、グループとしての在り方の方向性についてはいかがですか？

ミナト：それは結成当初から何も変わってません。「アベンジャーズであること」です。一人ひとりがそれぞれの活動をしてますが、ライブで全員が揃ってエンタメを届けるというのがCCCの考え方であり、その軸はブレないと思います。今までは全員同じスケジュールで動いてましたが、現状YouTubeも毎日投稿をしてませんし、それぞれが必要なスキルを上げて自分の理想像に近づいて、結果CCCが強くなるというのが5年目以降の戦い方かなと思ってます。

ーーたしかに皆さんそれぞれ活動をされていますよね。ソロ活動とCCCの活動をどう捉えているのかな、と。一つひとつの活動を別物だと思っているのか、すべてはCCCのために活動されているのか。

ミナト：後者ですね。なので、先ほどの「ステージはどんな場所か」という質問は「僕たちの日常を発揮する場所」となるのかもしれません。全員365日ずっとCCCのことを考えて動いてるんですよね。SNSも俳優の仕事も全部CCCに返ってくる、そして最終的にCCCのライブ動員数が増えて大きなステージに立てる、というのが始発点であり終着点であるんです。

ーーなるほど。応援しています！　では最後に、6月28日に日本橋三井ホールで行なわれるワンマンライブへの意気込みをお願いします。

ターゴ：今回日本橋三井ホールでやらせていただきますが、僕たちが今まで作ってきたグループの世界観にすごく合う会場だと思ってます。これまでやったCCCのホールワンマンライブは、お客さんの満足度がすごく高かったんですね。だからこそ、5年目の5人が作るワンマンライブに期待してほしいです。僕たちじゃないと見せられない演出もありますし、見逃したら後悔します！

リョウタ：そうだよね。CCCだから映えることもたくさんあると思います。リリイベとは全然違ったワンマンライブになるので、全国から見に来てほしいです。

ハヅキ：ワンマンライブってやっぱり特別感があって。今まで培ってきたライブ力を僕らが今できる最大限のエンターテインメントとして発揮する場なんです。忘れられない思い出を皆さんと一緒に作れたら幸せです。

フータ：このインタビューを通して言ったことが、すべてをわかる場になるんちゃう？　たくさんの曲、おもしろいMC、リーダーを軸に考えた演出……などを一つのエンターテインメントとして観た時に絶対満足してもらえるのかなって。なので、この記事を読んで少しでも興味を持ってくれた方は全員来てほしいです。歌っている人が好き、踊っている人が好き、面白い人が好き、ステージに立っている人が好き、どの理由で来てもらっても「来てよかった」と思ってもらえる自信はあるので、ぜひ遊びに来てください。

ミナト：僕ら、この5年で500本くらいライブをしてるんです。でも、ワンマンライブと銘打ったライブはこれで4本目。500本のうちの4本と考えた時に、逆に来ない選択肢があるのか、と（笑）。それに、「4thワンマンライブ」と銘打ったのには意味があって。明らかにターニングポイントであることをわかりやすく伝えてるんです。ぜひライブでその真相を確かめてみてください！