MADEINが示したポテンシャルの高さ 日本デビューへの期待が高まる初のSHOWCASE LIVE

そして本編ラストは、デビューEPに収められている“隠れた名曲”=「DADARIDA」と「DOPAMINE」で熱いパフォーマンスを展開。会場にいるすべての人たちと祝祭気分を分かち合った5人は、無数のテープが舞う中、名残惜しそうに去っていった。
しばしの間を置き、フリートーク映像の後にMADEINがアンコールに応えて現れると、MABYたちの応援が熱を帯びる。歓喜の声が飛び交う客席を見て嬉しそうな表情を浮かべるメンバーたちは、「Baby Maybe Crazy」の歌唱を終えると「ここでご報告があります」と、今年の夏に日本デビューすることを発表。さらに「日本デビュー曲はみなさんも知っているあの方に手掛けていただきます。誰だか気になりますよね? でも教えません(笑)」と付け加えて会場をわかせた。


「TA-DA!」や「MADELEINE」といった人気曲で舞台の左右前後をフルに使い、しっかりとファンサービスをした彼女たちは、ライブを無事に終える気持ちを口にした。
「スタンディングはどうでしたか? 大丈夫だったかな? みなさんががんばってくれたから私たちも最後までがんばれました。ありがとうございました!」(MiU)
「今日はどうでしたか? 最高と思ってくれたら、私たち一生懸命がんばって準備したのですごく嬉しいです。これからも楽しい思い出を一緒に作っていきたいので、ついてきてください。大好き! ありがとう!」(NAGOMI)
「SHOWCASEというと曲が少なくてトークが多いと思った方もいると思いますが、私たちはコンサートに近いSHOWCASEを作るために努力してきました。だから楽しんで幸せな気分で帰ってもらえたらと思います」(MASHIRO)
「私たち、もっと練習して、もっと大きくなれるようにがんばります。めっちゃ楽しかったです」(YESEO)
「大阪に続いて東京でもこうして開催できてすごく幸せです。曲数がたくさんあったんですが、みなさんの声と熱気で元気が出ましたし、MABYが大好きだなってあらためて気づきました。本当に今日はありがとうございました!」(SERINA)

そして「LOVE, AFRAID」の再演で約1時間半のSHOWCASEは終了。舞台は彼女たちがいなくなった後も感動の余韻がしばらく残っていた。

ハードな練習の積み重ねで仕上げたハイレベルなパフォーマンスと、そのような苦労を一切見せないメンバーたちの穏やかな姿。この対比が鮮明に表れた今回のステージングを通して、MADEINのポテンシャルの高さを痛感した人は多かったはずだ。彼女たちの日本デビューはJ-POPのみならず海外の音楽シーンにも大きな刺激を与えるかもしれない——。そんな想像をするのは少し気が早いだろうか?

























