BMSGの意思を受け継ぎ、拡張していくRUI・TAIKI・KANON ドラマ主演&主題歌抜擢――激動の42日間を語る!

4月18日から配信スタートしたドラマ『ゲート・オン・ザ・ホライズン〜GOTH〜』(FOD)がアツい。というのも、企画をSKY-HI、監督を堤幸彦、主演をBMSGに所属する TRAINEEのRUI、TAIKI、KANONが務めているのだ。同作は、沖縄の高校生たちの抗争や友情、成長を描く、“青春バカ×ミステリー×アクション=チャンプルードラマ”。リアリティを追求するためなのか、42日間泊まり込みをしてオール沖縄ロケで撮影をしたそうだ。そして、同作の主題歌にはRUI、TAIKI、KANONによる「GOTH」が起用。さまざまなワクワクが詰まっている同作は必見だ。リアルサウンドでは、同作で主演と主題歌を務める3人にインタビュー。ドラマについて、「GOTH」についてまで、思う存分語ってもらった。(高橋梓)【記事の最後にプレゼント情報あり】
初めてのドラマ主演は“42日間演技漬け”


ーーまずは、ドラマの主演が決まった時の心境からお伺いさせてください。
TAIKI:いちばん最初、正直に言うと「ずっと音楽だけをやり続けていた自分が演技かあ……」と思いました(笑)。しかも沖縄に泊まり込みで約1カ月半撮影すると聞いていたので、不安が大きくて。初めての演技で、しかも主演で、8話まであって、「セリフ量が多いんだろうな」「覚えられるかな」という心配から始まりましたね。
KANON:僕ら3人は、この一年半くらい演技レッスンをしてきたのですが、実はその間「この先、演技をやることはあるんだろうか?」と思っていたんです。それが「ここで活きるんだ!」「レッスンの成果を出せるんだ!」と思いました。
RUI:たしかに!
KANON:それに、僕は俳優になりたいと思って活動をしていたこともあって。そこからアーティストの道へとシフトチェンジをしたあとに、こうしてまた演技をする機会をいただけたので、不思議さと縁と嬉しさを感じました。
RUI:僕はTAIKIと同じ。まず準備稿を読ませていただいたのですが、最初は5話くらいまでしか覚えられなくて不安を感じました。それと同時に「沖縄に行って撮影しながら覚えるしかない」という覚悟も持てましたね。
ーー不安もあり、ワクワクもあり。実際に撮影を終えて、手応えはいかがですか?
TAIKI:楽曲のレコーディングは録ったらそこで確認できるけど、演技はそれができないんですよね。最終的にひとつの物語になったものを見ないとわからない。なので、まだ怖い部分はありますが、やりきれたとは思います。
KANON:僕は演技をやっていたことはありましたが、42日間演技漬けの生活を送ったことは今までないので、最初は戸惑いもありました。でも、やっているうちに自分でも演技が上手くなっていっていることを実感できて。最初と最後に撮ったシーンを見比べるとまったく違いました。
RUI:最後のほうは全員上手くなっていたもんね。


ーーよく、アーティストの方が俳優業を始めるといい影響を受けるという話をお聞きしますが、学びもあったのではないでしょうか。
RUI:演技って正解がなさすぎるじゃないですか。監督からの指示はあったとしても、それをもとに自分で演技に色をつけていくのは音楽と同じだなと思いました。そういう面はこれからも活かせそうだなと感じました。
TAIKI:僕はラップを担当することが多いので、より感情を込めてラップができるようになったと思います。歌詞をセリフっぽく言えるようになって、今まで以上に伝えられることができているのかなって。
ーーそれこそラップのアクティングにもいい影響がありそうですよね。RUIさんは「見たものすべてを記憶する能力を持ち、繰り返される毎日に飽きて那覇市の高校からコザにあるゴヤ高校に転校してきた」瀧田拓郎(タク)、TAIKIさんは「タクを追いかけて那覇からコザにやってきた、猿並みの運動神経を持つ、喧嘩負けなしの空手の達人」田中未来(ミック)、KANONさんは「中学からコザに引っ越してきたゴシップ好きの情報屋」真田洋司(ヨウジ)を演じています。ご自身と役は似ていると思いますか?
TAIKI:僕とミックは結構似ていると思います。ミックは日本一陽キャなんじゃないかってくらい明るいし、空手の黒帯で強いんですね。僕も空手をやっていたし、明るいタイプなので、僕を最大限に誇張したような役でした(笑)。
KANON:ヨウジは情報屋でゴシップ好きという役ですが、僕も「その知識いる?」というような雑学をたくさん持っているので、似ているかもしれません。たまに「○○ってこういうことなんだよ」と言うと、RUIやTAIKIから「なんでそんなこと知ってるの!?」と言われます(笑)。
TAIKI:KANONは、本当にいろんなことに詳しいんですよ!
RUI:どんな話題でもプラスアルファの情報を言えるんです。(KANONに向かって)なんで紙ってペラペラなの?
KANON:…………僕からは以上です!
RUI:無茶振りだったかあ(笑)。


ーー(笑)。RUIさんはいかがですか?
RUI:僕は逆にまったく似ていなかったです。まず、僕は普通の人間なので特殊能力を持っていないですし――。
TAIKI・KANON:それはそう!
RUI:似ていなかったから、最初は役を掴むのが難しかったです。
KANON:でも、いろんな面を持っているっていう部分は似ているんじゃない?
TAIKI:たしかに。
RUI:俺が裏表あるってこと(笑)!?
KANON:違う、違う(笑)。
TAIKI:でも、RUIって日によっていろんな感情を持っているんです。めちゃくちゃ明るい日もあれば、ちょっと陰を感じる日もあって。
KANON:だから会うたびに「今日はこういう日なんだ」と思うんです。でも、裏はない。表に出ているものがそのまんま。
TAIKI:ね。世のなかにも全然出せます!


















