日比谷野音、10月からの使用休止前にファイナルコンサート開催 自由に見学できるオープンデーも

 日比谷公園大音楽堂が、2025年度に再整備工事に着手する予定のため、10月1日から使用を休止。それに伴い、ファイナルコンサートを9月に開催する。

 同公演は、“ロックの聖地”や“フォークの殿堂”と言われ、数々の歴史を刻んできた“3代目野音”のクロージングとして、同所にゆかりのあるアーティストによって行われる。

 また、愛着を持つオールドファンから若者たちまで、あらゆる人々に最後の“3代目野音”を記憶に留めてもらうため、館内を開放し自由に見学できる『日比谷野音オープンデー』も開催。詳細は、後日発表予定だ。

 同所は、1923年に開設された2カ月後に関東大震災が発生し、娯楽施設の壊滅した市内(都内)にあって、当時の市民生活に健全な娯楽を与える場所として、音楽会や舞踏会、野外劇など各種行事に利用された。太平洋戦争により一時休館したが、戦後はロックやフォークの音楽会場として盛んに利用され、現在に至っている。2度の改築を経て、現在は3代目大音楽堂として、2023年には開設100周年を迎えた。

■日比谷公園大音楽堂概要
[名称]日比谷公園大音楽堂(通称「野音」)
[所在地]千代田区日比谷公園1番5号
[開設]大正12年(1923年)7月

■日比谷公園大音楽堂公式サイト
https://hibiya-kokaido.com/

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