稲垣吾郎&草彅剛&香取慎吾、総再生回数1448万回 YouTuberコラボで見せた国民的スターとしての実力
そんな「さすが」と言わせる一面と同時に、「何やってんの」と誰もがツッコまずにいられない親近感の絶妙なバランスが、この3人の色褪せない魅力だ。オムライス兄さんとコラボした稲垣も、「僕の天然ボケっぷりをうまく編集してたよね」と口角を上げる。見え方に対して強いこだわりがあるとしながらも、どんなシーンも「美味しく調理してくれるならご自由にどうぞ」と言わんばかりの器の大きさを感じられた瞬間。
また、前回に引き続きコラボすることになったカノックスターとの動画では、稲垣&香取から草彅&香取にバトンタッチしたものの、料理を作って食べながら際どい質問を投げていくという動画の企画・構成的には基本的に前回と大きく変わらないなか、大きな話題を呼んだのは草彅のぶっちゃけ具合だった。
無類のヴィンテージデニム好きとして知られる草彅が「4000万円のデニムを狙っていた」という話は、その金額にこそ圧倒されるが想像できない話ではなかった。しかし、家がバレることも恐れずに、Uber Eatsの配達員から対面で商品を受け取っているという話は、多くの視聴者を驚かせたところ。むしろ、お正月にも運んでくれるライダーに「サンキュー!」と感謝を伝えたのだと満面の笑みで話す草彅に、35年以上の付き合いである香取も視聴者を代弁するかのように「何やってんの。ダメだよそれ!」「信じられない!」と驚愕するのだった。
この“貫禄”と“抜け”の波状攻撃で人々を笑顔にする3人だからこそ、新鮮味での勝負が難しくなってもYouTuberコラボ企画が成功するのだろう。今回は、チャンネル登録者数627人だったオットリー春日が、草彅とのコラボで登録者数が約3倍になるという結果にもスタジオが沸いた。再生回数も「いつも(再生回数は)3桁いかないくらい」と言うなかで、コラボ動画は2.3万回再生と大健闘していた。こうした新たな逸材を発見するという新しい地図の広げ方も今後また見られたら嬉しい。
一つひとつの出会いからしっかり自身の趣味を深めていく稲垣。韓国語スキルを活かして海外進出してもいいかもと夢をふくらませた草彅。「普通にはじめしゃちょーに会いたい」とラブコールを発信していた香取。次は、どんなコラボで我々を驚かせてくれるのか。もしかしたら、3人の魅力をよく知るNAKAMAなら「このYouTuberとコラボしたら絶対に楽しい」なんてアイデアもたくさんあるのではないだろうか。SNSを通じてそうした案をつぶやき、彼らの背中を押してみても楽しそうだ。

























