堂本剛・亀梨和也ら「金田一会」が繋ぐ縁 環境が変わっても変わらないもの

#103【ドラフト】ドラフト一位指名になるのが夢だった経理。

 ちなみに、今回の「金田一会」に電話参加となった山田は、かつて『よにのちゃんねる』で公開された動画「#103【ドラフト】ドラフト一位指名になるのが夢だった経理。」にて、「歴代の金田一少年を演じたメンバーで謎解き企画をしたい」と熱望していた。また、その声を受けて堂本が2022年3月28日放送のラジオで「山田くんに言ったんですよ。『金田一会作ろう』って」と話していたこともあった。そのときも「僕、ロイヤリティが高いからな」と話していたことを思い出す。さらに、先の動画でも二宮が「うちのMJ(松本潤)高くつきますよ」とテロップを入れていたことも、今回亀梨が明かした話と一貫していて笑ってしまう。

 同じ事務所からキャリアをスタートさせた5人だが、考えてみれば、堂本も松本も新たな道を進んでおり、そして亀梨もこの3月31日をもって所属事務所を離れることを発表している。「同じ事務所の先輩後輩」という関係性が変わっていっても、こうして『金田一少年の事件簿』という作品が彼らの縁を繋いでいることに胸が熱くなる。堂本も「作品を通してこういう交流が一つあるっていうの、ちょっとおもしろいなと思って。だから、こういう交流がたくさんみんなにあるといいなというふうに思いました」としみじみ語る。

 また、この春『金田一少年の事件簿』と同じ天樹征丸が原作の新ドラマ『死ぬほど愛して』(ABEMA)の主題歌「super special love」を.ENDRECHERI.として提供したことも大きな話題となった。堂本はABEMAのインタビューでは「至る所で色々な人たちに救われ、御縁に恵まれていると実感しています」(※1)と話していたのが印象的だった。環境が大きく変わっていく中でも繋がり続けるもの、縁を感じる巡り合わせを大切にしていくスタンスが、彼をスターとして輝かせ続けているのだろう。

 「また1・2・3・4・5(代目が)コンプリートできたときとか、みなさんにお伝えしようと思いますんで。楽しみにっていうのもあれですけれども、なんとなく待っててみてください」と、いつか再び開催される「金田一会」をほのめかして締めた堂本。願わくば、山田が話していた謎解き企画もいつか実現してほしいが、「高いよ?」とイタズラっぽく笑ってみせる彼らの顔が思い浮かぶ。謎が解けるまでがミステリーの醍醐味であるように、「いつか」と思わせる風景を長い夢として見させてくれることもアイドルたちの力量かもしれない。ここぞというタイミングで、また彼らが大きな驚きと喜びを届けてくれることを期待している。

※1:https://times.abema.tv/articles/-/10168199

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