『MUSIC AWARDS JAPAN』エントリー作品発表会 新しい学校のリーダーズ、LAライブに意気込み
2025年3月13日、東京・STAR RISE TOWER Studio Earthにて国内最大規模の国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN』（以下『MAJ』）本年度のエントリー作品および 「SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025」を発表するエントリー作品発表会を開催。クリス・ペプラー、市川紗椰がMCを務め、ゲストには新しい学校のリーダーズが駆けつけ、意気込みを語った。
『MAJ』は、音楽業界の主要5団体（日本レコード協会、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、 コンサートプロモーターズ協会）が垣根を越えて設立した、 一般社団法人カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会（CEIPA）によるアワード。エントリー楽曲の発表を前に、“『MAJ』が目指すべき未来を教えてくれる存在”として、YELLOW MAGIC ORCHESTRA（YMO）を「SYMBOL OF MUSIC AWARDS JAPAN 2025」として掲げることが発表され、メンバーである細野晴臣からのビデオメッセージが紹介された。
「YMOはいまだに若い人が聴いてくれたりしています。ファンレターを読むと『ライディーン』を聴いてますとか、中学生の女の子が手紙をくれたりするんです。ということは、YELLOW MAGIC ORCHESTRAがまだ生きているんだなと。メンバーは僕だけになっちゃいましたけど、音楽が生き残っていくことは実感しています。メインストリームという気持ちは一度もないんですが、それでもYMOの功績もあるんだろうとつくづく痛感しております。そして今回の『MUSIC AWARDS JAPAN』、こういう新しい動きが始まっていく感じですけど、これもまた一つの橋渡しとしてYMOを取り上げていただけることがとても光栄なことだと思っています。ありがとうございました」
続けて、今回の発表会に駆けつけた新しい学校のリーダーズの4人が登壇。今アワードはエントリーされたアーティストが自分でも投票できるというシステムが採用されており、SUZUKAは「アーティストとして現場で他のアーティストさん（のパフォーマンス）を実際に見ているので『この人は素晴らしいな』っていう風に投票できるのはすごく光栄ですね」とコメント。クリス・ペプラーに「自分に入れますよね？」と尋ねられると、「私たちは真っ当にアーティストとして存在させていただいてるので、もちろん入れますね」と断言した。
今年度は、最優秀楽曲賞256曲、最優秀アーティスト賞167アーティスト、最優秀アルバム賞171作品、最優秀ニュー・アーティスト賞61アーティスト、Top Global Hit from Japan に100曲、最優秀アジア楽曲賞に24曲が選出。そのほかにも全部門でエントリー作品が発表され、延べ約3,000曲のエントリー作品が決定した。エントリー作品を見たSUZUKAは「見たことのあるジャケット写真だったり、アーティストさんたちがいらっしゃるので、『やっぱり選ばれるよね』って思ったり、もちろん知らない作品もたくさんあるので、これをきっかけに新たに日本で盛り上がっている日本の音楽にふれあえるなと思いました」と感想を語り、エントリー作品の中から、新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」を見つける。MIZYUは「こんなにたくさんのアーティストや楽曲にチャンスがあるんだって思ったら、夢があるなって思います。私たちも参加させていただいた椎名林檎さんのアルバム（『放生会』）もこの中にありました。昔から聴いている曲がいろいろあったり、これを見ながら自分の人生の思い出を振り返れちゃうみたいな、歴史上にたくさんの音楽が続いていくってすごく素晴らしいなって思います」とコメントした。
クリス・ペプラーから投票の仕方が説明された後、最優秀アジア楽曲賞、Top Global Hit from Japanのノミネート作品を発表。エントリー作品を見てRINは「こんなにもまだ出会っていない音楽がたくさんあるんだなと、これを見ているだけでも思うんですけど、私と同じようにみなさんもまだまだアジアの中の素晴らしい音楽に出会えてない、まだ見ぬ世界に出会えるきっかけになると思うし、このアワードが日本で開催されることで、アジア各国の方々が日本のカルチャーや日本の音楽シーンにも注目してくれると思うと、すごくいい巡りだと思います」と感想を述べた。
そして、CEIPAが日本時間3月17日にアメリカ・ロサンゼルスで開催するグローバルショーケース『matsuri '25: Japanese Music Experience LOS ANGELES』の話題へ。新しい学校のリーダーズの他、YOASOBIとAdoの出演が決まっている。同ライブへの思いを聞かれたKANONは「楽しみです！ 私たちはLAで何度もライブをさせていただいていて、ツアーでも去年行っているんですけど、今までは自分たちのワンマンライブとか海外のアーティストさんが集まるフェスに出演することが多くて。日本の他のアーティストの方とLAで対バンをやることはなかったので、すごく楽しみです」とコメント。SUZUKAも「本当に想像がつかないですけど、YOASOBIさんもAdoちゃんもどんなふうにライブをするのか、日本人同士としても楽しみですし、アジアパワー、日本パワーがどんなふうに伝わるのか見つけてきます」と語った。
最後にSUZUKAは「我々、自称"青春日本代表”としてまだまだ日本のカルチャー、新しい学校のリーダーズらしさを世界にどんどん伝えていこうと思っておりますので、もうすぐLAでライブがありますけど、それもその一つだと思って大切に一生懸命ライブをしてきます！」と力強く挨拶した。
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