鈴木みのり、中島愛に続く“歌姫”の座は誰の手に? これまでの軌跡、『新マクロス』オーディションの可能性

鈴木みのり、May’nによる課題曲「アイ to アイ」の歌ってみた動画も公開

 鈴木は、『マクロス×サンライズ「新マクロス」超時空歌姫オーディション2025』課題曲である、新曲「アイ to アイ」の“歌ってみた”動画も話題に。同曲の作詞・作曲・編曲は、TVアニメ『ラブライブ!スーパースター!!』のスクールアイドルグループ・Liella!の楽曲などを手掛けるフワリが担当。〈渾身の歌を きけー!〉と高らかな宣言で始まる同曲は、歌に人生のすべてをぶつけるような歌詞が胸を揺さぶり、トリッキーなコード進行が特徴の疾走感あふれるナンバー。〈でしょ? でしょ でしょ!〉などの話し言葉の歌詞をどんなニュアンスで歌うか、〈愛してるの 愛したいの〉から始まるサビのハイトーンをいかに爽快に決めるかがポイントになりそうだ。公式サイトにアップされている宮原ひとみによる「仮歌ver」は、実に巧みに多彩なニュアンスを駆使しながら、張り叫ぶようなパワフルさで同曲を歌い上げている。

「アイ to アイ」Song by 鈴木みのり【超時空歌姫オーディション2025】

 鈴木による歌唱は、全体に少しクールでありながら、胸の奥に熱さを秘めたボーカルが印象的だ。そして、第二弾としてMay’nの歌ってみた動画も公開された。今後も、歴代の“マクロス歌姫”や特別ゲストが同曲にチャレンジした動画が毎週公開されるとのこと。また、“Key -7 for Men”として男性キーのインスト音源も用意されており、オーディションに参加できない男性でも同曲の“歌ってみた”をネットにアップすることが可能だ。“踊ってみた”や“弾いてみた”など、二次創作動画がすでにアップされ始めており、今後さらなる広がりを見せてくれそうだ。

「アイ to アイ」Song by May'n【超時空歌姫オーディション2025】

 3月2日にABEMAで放送された『マクロス×サンライズ 新作大発表スペシャル』で、鈴木は同曲について「超ムズイです」とコメント。また『マクロスF』音楽プロデューサーの佐々木史朗は中島に寄せたコメントの中で、“マクロスシンガー”すべてに必要な要素として、「歌に特殊な力があるという設定なので、それを視聴者に納得させるだけの歌の魅力を持っていること」を挙げている。この難曲「アイ to アイ」を歌いこなし、なおかつランカやフレイアに通じながらもそれとは異なった個性を放つ、そんな魅力を持ったボーカリストは現れるのか――。『新マクロス』の続報を待ちながら、『歌姫オーディション』を見届けたい。

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