JO1 河野純喜の“声”が持つ夢を叶えるパワー 『白雪姫』声優起用を機に考えるひたむきさ

 そして河野はサバイバルオーディションを勝ち抜き、JO1としてデビューを果たす。もともと持っているまっすぐな気持ちは、デビューしてからも変わることはなかった。2021年12月24日にJO1の公式YouTubeチャンネルで公開された「[PROCESS JO1] EP.26 2020→2021 The process of dances till the beginning of “open the door”」では「今夢の道に立ってるだけ。ただそれだけなんで、もう何でも楽しいっす」と、夢を追える喜びをまっすぐメンバーに伝えている。さらに、2023年11月24日に開催された『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR 'BEYOND THE DARK:RISE in KYOCERA DOME OSAKA’』では、京セラドーム大阪でアルバイトをしていた時期の想いを明かした。警備員アルバイトとしてライブ会場にいるとき、「なんで俺がここに立てへんねん」と思っていたそう。「悔しくて、でも立てました」と素直な気持ちを伝えると、会場は温かい拍手で包まれた。夢を叶えられない悔しさと、夢を叶えられた喜びの両方を経験し、自分の想いを一生懸命まっすぐに届けてくれるからこそ、もっと河野を応援したくなるのかもしれない。

JO1 | 'WHERE DO WE GO' Official MV

 そんな河野は、今や歌でJO1を引っ張る存在。河野の歌声の特徴は、パワフルボイスとも呼ばれる力強さと、綺麗に響く高音だ。「WHERE DO WE GO」では、キーとなる〈堂々と歩き出そう〉のパートを担当。躍動感溢れる河野の歌声が、背中を押してくれる。かと思えば、「Lemon Candy」や「Mad In Love」といったラブソングでは優しく甘い歌声を披露し、「Gradation」や「Romance」などのバラードでは美しいロングトーンを奏でる。曲調によって表情が変わる河野の歌声からは、歌うことが大好きなのだという想いを存分に感じられるはずだ。

JO1 (河野 純喜) - 無限大 / THE FIRST TAKE

 歌を仕事にしたいと思いながらも、諦めの日々を過ごした過去を持つ河野。しかし今、JO1で数々の夢を叶えている。その夢の途中で、映画『白雪姫』のプレミアム吹替版声優という新たなチャンスを掴み取った。『白雪姫』の監督からは、「歌にセリフに河野さんが持っているものを存分に発揮して、このキャラクターをより魅力的なものにしてもらえれば」(※1)と期待もされている。歌うことが大好きで誰よりもまっすぐな心を持つ河野にとって、これは貴重な経験となるだろう。

 ジョナサンは、白雪姫を勇気づける存在。河野のこれまでの経験とこれからの活躍は、多くの人々を勇気づけるに違いない。自身が磨き続けてきた声で、たくさんの扉を開いていってほしい。夢を持ち続けるパワーほど、人を突き動かすものはないのだから。

※1:https://www.disney.co.jp/movie/snowwhite-movie/news/20250207_02

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