秋元康総合プロデュース新アイドルグループ・Rain Tree、ついにデビュー! 目指すは17人全員で歌う表題曲
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Rain Treeが、1月29日、キングレコードよりメジャーデビューを果たした。同日、アーバンドック ららぽーと豊洲で開催されたデビューイベントには、大勢のファンが駆けつけ、ステージの四方八方を取り囲むたくさんの観客がデビュー初舞台を見守った。
Rain Treeは、2023年4月からスタートし、約半年にわたって行われてきた『IDOL3.0 PROJECT オーディション』出身の秋元康総合プロデュースの17人組ガールズグループ。同オーディションの最終審査に残りながら惜しくもデビューを逃し、涙を呑んだ候補者17名が、これまで「FINALIST」として一年間活動してきた。そして、Rain Treeと名付けられた全17人が1stデジタルシングル『I L U』で晴れてデビューを果たしたのである。
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イベントが始まると、表題曲「I L U」のメンバー7名(綾瀬ことり、遠藤莉乃、加藤柊、佐藤莉華、鈴野みお、新野楓果、橋本真希)が初解禁曲「Overture」で登場し、「I L U」で記念すべきデビューステージのオープニングを飾った。続けざまに、セレクションメンバー以外の9名(朝宮日向、市原紬希、片瀬真花、永瀬真梨、仲俣美希、葉山莉瑚、水野乃愛、百瀬紗菜、吉川海未)がシングル収録曲「僕のオーロラ」を披露。「I L U」はヘッドセット、「僕のオーロラ」はハンドマイクと異なるスタイルだが、どちらもすでに実力者であることを感じさせるパフォーマンスだった。
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17人一列で自己紹介をしたのち、MCを年下メンバーの黒澤禾恋にバトンタッチ。1stシングル収録の楽曲をメンバー全員で紹介していく。表題曲センターの綾瀬は、本楽曲のおすすめポイントについて、「〈Chu,Chu,Chu〉や〈I L U〉など、一度聴いただけで耳に残るフレーズが多いので、心のなかで一緒に歌っていただけたら嬉しいです!」とコメント。また、カップリング曲に参加した吉川は「僕のオーロラ」について、「この曲はなめらかなダンスが多いので、指先などの動きを揃えたところに注目してほしいです」と太鼓判を押した。同じく「僕のオーロラ」に参加している朝宮は、「初めて聴いた時に号泣してしまいました」と裏話を明かし、「もともとアイドルさんが好きでライブでも聴いていたから、自分たちの『Overture』が出せたのが嬉しいです。早くいろんな会場で披露したいです」と期待を込めた。
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また、この日は1人でも多くの人にデビュー曲を聴いて帰ってほしいという想いから、イベント終盤で2度目の「I L U」を披露。葉山はこの日公開された同曲のMVについて、「みんなが大きな木に向かっていくところや、(ラストで)みんなで横になって寝ているシーンが好き」だと語る。
すでにテレビ番組やラジオ番組などにも活躍の幅を広げ、パフォーマンススキルだけでなくトーク力もお墨付きのRain Tree。最後に表題曲メンバーの橋本は、「17人で誰ひとり欠けることなくデビューの日を迎えることができたことに感謝しています」とまっすぐに想いを伝えた。さらに、「私たちにはFINALIST時代に秋元先生からいただいた曲があります」「これまでは17人でデビューしたいという気持ちで歌っていましたが、(いつの日か)17人で表題曲を披露したいという気持ちを込めて、最後にこの曲を披露させていただきます」と、「命しか捧げるものがない」を紹介。制服風の衣装に身を包み、一年間の時を経て遂に掴み取ったデビューを噛み締めるように踊りきった彼女たち17人の表情は、眩しいほどの希望に溢れていた。
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「Rain Treeは17人でRain Tree」――表題曲のメンバー7名が決定した時も、デビューを迎えたこの日も、彼女たちはこの言葉を何度も口にしていた。レインツリーという木は、雨が降ると葉を閉じてじっと耐え、日が出ると葉が開いて溜まった雫が地面へ溢れ落ちることで、自らの下に集まる生命にも生きる力を与える植物だという。一度は脱落を経験し、一年の時をじっと耐えて、決意と覚悟を新たに立ち上がった17人であれば、この先もきっと大丈夫。レインツリーのように、たくさんの人に生きる力を与えられるアイドルとなるはずだ。固い絆と決意で結ばれ、広々と伸びた枝に17枚の瑞々しい葉をつけたRain Treeという“大樹”が、日本のアイドルシーン/音楽シーンに深く根を張る日が今から待ちきれない。そしていつか、全員で表題曲を歌う日がくることを願って、楽しみにしていたい。
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