JUVENILE×KIM DO GYUN(82MAJOR)が語る世界を繋ぐ“音楽の力” グローバルコラボの経緯、制作秘話に迫る

楽曲の“BPM”に込められたこだわりとは?
——レコーディングは韓国で行ったそうですが、歌い方などについて、JUVENILEさんからDO GYUNさんに何かお伝えしたことはありましたか?
JUVENILE:細かな指示やオーダーなどは特にしていないです。歌については、DO GYUNくんが自分のポテンシャルを一番よくわかっているはずなので、今のテイクが何点の出来栄えだったのかをセルフジャッジしてもらって、直したいところがあるかどうかを確認しながらレコーディングを進めていきました。
——かなり自由度の高いレコーディングだったのですね。
JUVENILE:僕は普段から歌詞の内容や歌に関しては、コラボレーションするアーティストに判断を委ねるタイプなんです。お互いの責任のもとで意思決定をして、1つの曲を作り上げていく。それがコラボレーションの醍醐味だと思うので。今作のレコーディングでは、DO GYUNくんがプロとして最高の仕事をしてくれたので、本当にやりやすくて楽しかったです。
KIM DO GYUN:JUVENILEさんとのレコーディングは、とても自由に作業できて面白かったです。そういう仕事の進め方は82MAJORで普段行っている収録の仕方とよく似ていたので、肩の力を抜いて歌うことができました。僕の中で、音楽活動に対する自信にも繋がりましたね。
——ちなみに、DO GYUNさんは普段、82MAJORではHIPHOPなどの強く激しいイメージの楽曲を歌うことが多いですよね。今回バラードを歌うにあたって、喉の使い方などで工夫をしたポイントはありますか?
KIM DO GYUN:HIPHOPジャンルの楽曲を歌う時は、意識として音を前に突き刺すようなイメージで歌うのですが、今回は情緒的なバラードなので、音を頭の中に響かせるように、自分の後ろのほうに音が広がっていくような意識を持って歌いました。歌詞に描いた感情を歌でしっかりと表現できるように、努力しました。

——楽曲にDO GYUNさんの歌が乗ったとき、JUVENILEさんとしては作曲時の意図やイメージが達成できたと感じましたか?
JUVENILE:そうですね。今回は韓国語のリリックがあった関係で仮歌を作れなかったので、ガイドメロディを入れた状態のままでレコーディングに臨んだのですが、DO GYUNくんのボーカルが乗った瞬間に「よかった、KIM DO GYUNの楽曲になった」と安心しました。そういえば作曲の意図で思い出したんですけど、実は今回、曲のBPMを「82」にしたんですよ。
KIM DO GYUN:え! 本当ですか?
JUVENILE:うん。本当はもう少し速いテンポにしようと思っていたんだけど、BPMを83とか84にするくらいなら、いっそのことグループ名にちなんで「82」にしちゃおうと思って(笑)。
KIM DO GYUN:わあ、そんな工夫を入れてくださっていたとは。感動です!
——82MAJORのファンにとって、楽曲を聴く上で注目ポイントの1つになりますね。
JUVENILE:BPMに気づいてくれる人、いるかな? かなり細かい部分なので、相当音楽に造詣の深い人なら気づくかもしれないけれど……。
KIM DO GYUN:いえ、ファンの皆さんはきっと気づいてくれると思いますよ! いつも本当にすごく細かい工夫まで気づいてくださるので、今回の「BPMが82」という部分もすぐに見つけてもらえる気がします。ファンのみんな、JUVENILEさんのことが本当に大好きになると思います(笑)。
JUVENILE:そうなんだ!
KIM DO GYUN:あと、ファンではないのですが、実は僕たちのチームを支えてくれているスタッフ全員が「Letter」を気に入ってくれています。みんな「なんていい曲なんだ」って感動してくれているんですよ。
JUVENILE:嬉しいなあ。めちゃくちゃ平和な会話で和みますね(笑)。
KIM DO GYUN:(日本語で)素晴らしいです(笑)!
2人が考える“グローバル音楽市場”との向き合い方
——今回のコラボレーションは、日頃からグローバルに活動しているお二人の名前や楽曲がさらに世界に広がるきっかけとなるように感じました。そこで改めて伺いたいのですが、お二人は「世界の音楽市場に挑戦する難しさ」についてどのように考えていますか?
JUVENILE:世界に歌を届けることを考えた時、たくさんの人に聴いてもらえるかを左右する要素として、“言葉の壁”はまだ存在すると思います。でも、逆に言えば、世界に挑戦する音楽家にとって課題となるものは、それくらいしかない気がしていて。言葉の壁さえ乗り越えられれば、いい音楽は世界の共通言語となって、たくさんのリスナーのもとに届いていく。自分がいいと思える楽曲を作っていれば、音楽やトラックはきっと世界中の人に聴いてもらえると、これまでのプロジェクトを通じて実感しています。なので、僕は今、世界の音楽市場に対して難しさを感じているというよりも、言葉の壁すらおもしろがる気持ちで、日々楽しく音楽制作に取り組んでいますね。
KIM DO GYUN:僕もグローバル市場に挑戦する難しさは特に感じていません。もちろん、自分の活動に対して責任感はありますけれど、それはグローバルに評価されること、そういう期待を受けていることへのプレッシャーとは違うもの。世界への挑戦を考える前に、まずは何よりも僕らが音楽を楽しむことが大切だと考えています。JUVENILEさんがおっしゃっていたように、今グローバルに出ていくアーティストには、障壁となるものが言語くらいしかないと思うので、世界を繋ぐ“音楽の力”を信じて、日々の活動に取り組んでいます。

——お二人とも「音楽は世界の共通言語になる」と感じていらっしゃるのが興味深いです。では最後に、今年の目標を教えてください。
KIM DO GYUN:2025年の目標は、やはりまず、今回制作した「Letter」をたくさんの方に聴いていただくことを掲げたいです。この曲が多くの方に届き、たくさん愛していただけるようなものに育っていけばいいなと願っています。そして、82MAJORとしては、これまで以上に多くの挑戦をする1年にしたいです。より多くのファンの方と、ライブ会場などで直接お会いできたら。実は1月25日に82MAJORが日本で単独コンサートを開催するんです。そこで日本のファンの皆さんと、たくさん交流できたらいいなと楽しみにしています。
JUVENILE:僕もDO GYUNくんと同じ気持ちで、2025年はまず、今回作った楽曲が世界に広がっていけばいいなと思っています。82MAJORにはまだ日本語の楽曲がないので、今作が彼らの初の日本語曲として、多くの方に受け入れていただけたら嬉しいです。その中で、少しでも多くの方に僕の名前も知っていただけたらなと。今回のコラボレーションでは、韓国のアーティストや音楽環境のレベルの高さに、本当にたくさんの刺激を受け、学びを得ることができました。今年も引き続き、“From Tokyo To The World”という軸は変わらずに持ち続けながら、いろいろなことを学んで、さまざまなアーティストと音楽を作っていきたいです。
——今回のコラボレーションを通じて刺激を受けた部分について、もう少し詳しくお聞きしたいです。
JUVENILE:本当にいろいろな部分で影響を受けたんですけど、たとえばレコーディングに関して言えば、韓国のスタジオはすごく綺麗で、機材も新しくていいものがしっかり揃えられていて驚きました。その上、現地のレコーディングエンジニアの皆さんは本当に仕事が早い。僕も頑張らなきゃなと気が引き締まりました。あとはやっぱり、韓国のアーティストの皆さんはものすごく努力家だなと感じます。今回、ラップパートで82MAJORのHWANG SEONG BINくんにも少しリリック制作を手伝ってもらったんですけど、彼らの音楽理解の深さとセンスの良さには、改めて驚かされましたね。彼らの出すアイデアは、どれも一夜漬けでできるようなものではないというのがよくわかるんですよ。忙しい中でも、日々当然のように音楽的なセンスを磨く努力を重ねているんだろうなと。僕よりも若い子たちですが、その圧倒的な努力量に純粋に「すごいな」と思います。
——DO GYUNさんは、今回のコラボレーションで学びになったことはありますか?
KIM DO GYUN:今回最も驚いたのは、JUVENILEさんの作業スピードの速さでした。どうしてこんなに短期間で、こんなに素敵な楽曲を完成させることができるのでしょう。本当にすごい方だなと感じます。お世辞ではなく、JUVENILEさんは音楽に対して誰よりも本気で向き合っている音楽プロデューサーです。だからこそ、僕も彼と同じ熱量で音楽と向き合って、最善を尽くさなければならない。そんな気持ちでプロジェクトに取り組んできました。音楽への姿勢、作業スピードなど、僕も様々な点でJUVENILEさんから学ぶことができたように思います。JUVENILEさんに追いつけるように、これからも引き続き頑張りたいです。
JUVENILE:嬉しい言葉をありがとう。大丈夫、DO GYUNくんならすぐに追いつけるよ。
KIM DO GYUN:ありがとうございます。本当に頑張ります!
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■配信情報
「Letter feat. KIM DO GYUN(82MAJOR)」
2025年1月24日配信
配信リンク:https://lnk.to/JUVENILE_Letter
作詞:JUVENILE、KIM DO GYUN(82MAJOR)、HWANG SEONG BIN(82MAJOR)
作曲/編曲 : JUVENILE
MIX&MASTERING by JUVENILE
■キャンペーン情報
『Letter feat. KIM DO GYUN(82MAJOR)』×カラオケまねきねこ
歌唱キャンペーン「『Letter』歌唱チャレンジ!」開催!
開催日時: 2025年2月1日〜2月28日
開催店舗: カラオケまねきねこ 全店
対象楽曲:「Letter」
対象カラオケ機種:JOYSOUND
■イベント情報
『Letter feat. KIM DO GYUN(82MAJOR)』×カラオケまねきねこ
歌唱キャンペーン「『Letter』歌唱チャレンジ!」記念イベント
・JUVENILE×KIM DO GYUNミニトーク&視聴会を開催!
開催日時:2025年2月1日(土)
第一部 11:00~
第二部 14:00~
第三部 17:00~
開催店舗:カラオケまねきねこ 渋谷本店
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-29-5 渋谷プライム4F
予約受付サイト:https://forms.gle/PD6LjvoSVV4bhyhy9
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