ONE N' ONLYが一音一音、一挙手一投足に込めた成長と自信 『¿Fiesta?』ツアーファイナルレポ

ONE N' ONLY『¿Fiesta?』ツアーレポ

 「Video Chat」や「Call me」といった人気曲の振り付けをやろうと呼びかける映像が流れて一旦はクールダウン。ところが、ライブは終盤へ向けて大きな盛り上がりを見せた。EIKUが「まだまだ踊り足りないぜ!」とシャウトすると、「Free Hug」「Nice Guy」「POP! POP!」「HOLIDAY」「Departure」「Hook Up」をメドレー形式で披露。間髪を入れずに始まった「Burn it out」と「Fight or Die」で熱狂のステージを締めくくったかと思いきや、アンコールでは「Freaking Happy」と「Fiesta」で軽やかなステップを踏みながら、観客の反応を楽しむ彼ら。そして紙吹雪が舞うなか、約2時間におよんだ公演はついに幕を閉じた。

 「個人的にまたひとつ殻を破れたかな、と。それを今すごく感じています」(NAOYA)、「もっとレベルアップして成長した姿をみなさんに見せられるように頑張ります」(EIKU)、「この景色を絶対忘れません。心に刻みます」(KENSHIN)、「東京ガーデンシアターが揺れたと思うぐらいの体感でした」(TETTA)、「緊張しがちなタイプなんですが、今日はわくわくしました。それほどみなさんの力はすごいです!」(REI)、「SWAGが全力で応援してくれて、しかも僕たちのライブを楽しみに待ってくれていることに感謝したいと思ったツアーでした」(HAYATO)。舞台を去る直前に6人が口にしたのは、いずれも本心から出た言葉だったはずだ。

 『ONE N' SWAG 2024 ¿Fiesta?』は、比較的新しいオリジナル曲をメインにしたセットリストとラテンフレーバーが香る演出によって、グループの旬の魅力を真空パックした公演だった。また、トークは控えめに歌と踊りを中心にしたストイックな進行からは、「今が常に自己ベスト」というメンバーたちの想いが滲み出ていたように思う。この日会場に集まったSWAGにとっても、ONE N' ONLYのさらなる成長と輝かしい未来を確信できた一夜だったに違いない。

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