Yukihide “YT” Takiyama、B’zや氷室京介にも信頼される華麗かつ豪快なギターを堪能 一夜限りのスペシャルライブを観た

熱気を冷やすかのように、エレクトリック・ガットギターを手にしたYT。部屋で爪弾くように「Celebration of the New Sun」を披露すると、「コロナのときに、いつの日かみんなで騒げるようになるといいなと思って作った曲」と紹介した「Revel」へ。YTの奏でるしっとりとした美しい旋律が徐々にエネルギーを帯びて爆発していくインストゥルメンタルだ。ワイルドかつ、艶やかなギタープレイにオーディエンスは酔いしれた。

先ほど話した影響を受けた好きなギタリストはジェフ・ベックだと語り、特にメロディの取り方に影響を受けたと語る。そんなジェフに想いを馳せながらの「Where My Head is」。ゴーストノートを交えた跳ね気味のリズムセクションに、細かいパッセージを乗せていくYT。ハードロックのようでフュージョン要素も感じるそのプレイは、確かにジェフを想起するものであり、それを昇華していくYTに新しいギターヒーロー像を見た。
ハイテンポなアッパーチューン「Jaguar」から始まったラストスパート。伸びやかなボーカルを聴かせていき、インストでありながら人間の声のようにギターが咆哮する「Echoes of the Last Runner」でボルテージをさらに上げると、本編ラストは「自分の原点のような曲」だという「Nasty Creature」。はクラシカルなハードロックを現代風にアップデートしたナンバーで締め括った。
「正直、人が来てくれるのか不安やったんですよ」と、アンコールで再びステージに現れたYTは、穏やかな関西弁で語り出した。ライブをやると決めてから誰もいないところでライブする夢を見てうなされるほどだったと明かす。しかし開演前、フロアを埋め尽くした様子を楽屋から見て泣きそうになったと感謝した。

ギターの弦と指板、そのすべて使うように「Ghost With Curly Red Hair」を華麗にキメると、自分にとって“次の一歩を踏み出す”意味を持ってつけたという、最新作のタイトルであり本ライブのタイトル『NEXT GIANT LEAP』についての想いを口にし、「今までやったことないことをやることが次の一歩になる」「まだ暴れたことない人は暴れてようぜ」と、「Tales of a World」を最後に贈った。
両足を広げて低めに構えたギター、髪を振り乱し、豪快に、そして鮮やかに奏でる、Yukihide “YT” Takiyamaのシルエットは、トラディショナルなスタイルとカッティングエッジなセンスを併せ持ったギタリストの姿だった。そして、ボーカリストとして、フロントマンとして、ソロアーティストとしての才をも魅せつけられたライブだった。
■配信情報
YUKIHIDE “YT” TAKIYAMA EXCLUSIVE LIVE『NEXT GIANT LEAP』
アーカイブ配信中
アーカイブ期間:1月20日(月)23:59まで
チケット:Fanclub “SonusNexus”会員:¥3,300(税込)
一般:¥4,400(税込)
詳細:https://tixplus.jp/feature/yukihidetakiyama_stpass_202501/
YUKIHIDE “YT” TAKIYAMA EXCLUSIVE LIVE「NEXT GIANT LEAP」
セットリストのプレイリストが公開!
・Apple Music
https://music.apple.com/us/playlist/next-giant-leap-live-set-list/pl.b23dbf3915e2477aac682c91b8288ad9
Yukihide “YT” Takiyama 2nd ALBUM「Next Giant Leap」
好評発売中
詳細:https://bzone.co.jp/site/yt/news/240816.html























