@onefive、10万人の観客を熱狂の渦へ “日本代表”として立った台湾大規模フェスを振り返る
MOMO、KANO、SOYO、GUMIの4人からなるガールズグループ・@onefive。このグループは彼女たちが15歳の時に結成され、10代とは思えない抜群の歌唱力とダンススキルが高い評価を得てきた。また、2022年にはドラマ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』に4人揃って出演するなど、音楽だけでなく多方面から注目されている新進気鋭のグループだ。
そんな彼女たちは、昨年12月31日に台湾・台南で開催された『2025台南好young跨年晚會』に日本のガールズグループ代表として出演したのだ。
10万人を超える観客を前に、まずは『竹取物語』のかぐや姫をモチーフにした「KAGUYA」を披露。和のテイストを取り入れたサウンドや盆踊りを想起させる“NEO東京音頭”と題したダンスで、会場の空気を一瞬で掌握した。
続いてパフォーマンスしたのは、昨年4月にリリースされたメジャー1stアルバムのリード曲「OZGi」。King & Princeや中島健人、BE:FIRST、INIなど人気グループの振り付けを手がけるKAITA(Rht.)とガールズグループオーディション『No No Girls』でも振付師として参加したGENTA YAMAGUCHIが考案した、お辞儀を取り入れた独創性の高いダンスで魅了していく。「ステレオタイプの考えやイメージを壊し、新たな価値観や魅せ方を創造する」といった、彼女たちが掲げる“Japanese Classy Crush”に相応しいステージを見せつけた。
会場から歓声が起きるなか、3曲目は☆Taku Takahashi(m-flo)がプロデュースした「F.A.F.O」を炸裂。こちらはイギリスで生まれたジャングル、アメリカで生まれたジャージークラブを融合した楽曲だ。冒頭の2曲とは違い、しなやかかつかわいらしさが際立っている。
@onefiveの幅広い音楽性や高い表現力を見せつけたところで、4人はステージの中央へと移動。中華圏を中心に人気を誇る台湾の歌手・王心凌(Cyndi Wang)の代表曲「愛你」のダンスカバーを披露した。4人が横一列に並んで、お互いの顔を見ながら笑顔で楽しそうに踊っているのが印象的だった。ここで、一気に会場の雰囲気が変わっていく。ステージを、10万人もの観客たちを、@onefiveの空気に変えてみせたのだ。