乃木坂46・櫻坂46・日向坂46、“新参者”だったメンバーたちの飛躍 大きな成長遂げた注目の9名

櫻坂46 山下瞳月

 今年は香港最大の音楽フェスティバル『Clockenflap Music & Arts Festival 2024』や韓国で行われた『WONDERLIVET 2024』など海外進出も顕著となった櫻坂46。三期生単独としては、『新参者』以来となる単独ライブ『三期生ライブ』を開催し、確実な成長が見えた。

櫻坂46『自業自得』

 この一年で飛躍を遂げたメンバーとして挙げたいのは、山下瞳月だ。9thシングル『自業自得』、10thシングル『I want tomorrow to come』と立て続けにセンターを務め、間違いなくこの年、櫻坂46でいちばん注目されたメンバーのひとりだろう。筆者も、山下が初めてセンターを務めた三期生楽曲「静寂の暴力」で心を揺さぶられてからというもの、その成長を見続けてきたが、この一年で楽曲を解釈し、表現に落とし込む能力がグンとアップした印象を受ける。もともと身体の使い方の上手さや表情管理に長けていたが、『三期生ライブ』、『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』では、より表現の解像度が上がっていた。今年の『第75回NHK紅白歌合戦』はおそらく山下のセンター曲を披露することになるはず。山下のパフォーマンスにスポットライトが当たる時がついにきたと言えるだろう。

櫻坂46 遠藤理子

櫻坂46『本質的なこと』

 遠藤理子も、今年は多方面で注目を集めたメンバーだ。これまで選抜経験はないものの、10thシングル『I want tomorrow to come』に収録されている三期生楽曲「本質的なこと」では初のセンターを務め、大人びた表情で作品の世界観を表現した。櫻坂46には必要不可欠なダンス面での成長はもちろん、最近はさまざまな表情を見せるようにもなり、パフォーマンスにも深みが増してきた。さらに朝の情報バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)の10月〜12月期の「水曜ラヴィット!ファミリー」(週替わりレギュラー)に就任。「感情を揺さぶれ!泣ける歌選手権」では、優里の「レオ」を歌唱し、“初代泣ける歌王”に輝くなど、爪痕を残している。

櫻坂46 的野美青

櫻坂46『I want tomorrow to come』

 三期生の最年少メンバーである的野美青は、8thシングル『何歳の頃に戻りたいのか?』で初選抜入りすると、9thシングル『自業自得』では2列目、10thシングル 『I want tomorrow to come』ではフロントと、着実にステップアップしてきた。もともと最年少らしからぬ落ち着いた言動と、パフォーマンス中のクールな表情がフォーカスされてきたが、特にパフォーマンス面での成長が著しい。『三期生ライブ』で披露された「Don't cut in line!」や『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』での「I want tomorrow to come」など、表情をキメる楽曲ではかっこいいパフォーマンスを見せたかと思えば、ブログやグループのオフィシャルInstagramなどで見せる最年少らしいかわいらしい一面も見せており、そのギャップは多くのBuddies(櫻坂46ファンの呼称)を虜にしている。

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