小田和正、24年の歴史に幕『クリスマスの約束2024』 水野良樹、松たか子らも駆けつけた収録レポ

小田和正『クリスマスの約束2024』収録レポ

 小田和正によるクリスマス恒例の音楽特番『クリスマスの約束2024』(TBS系)の収録が行われた。2021年以来3年ぶりの開催となった今年の舞台は、小田の地元でもある横浜のKT Zepp Yokohama。番組史上最多となる20万通以上の観覧応募ハガキから、抽選で選ばれた約1,000名が会場に集まった。

 2001年の放送開始から24年目、今年でちょうど20回目を迎える『クリスマスの約束』。収録の序盤で、小田はスタッフやアーティスト、番組を楽しみにしている視聴者の支えによって20回も続けてこられたと振り返りながら、「僕の音楽人生のなかの、かけがえのない時間でした」と語った。そして、こう続けたのである。「『クリスマスの約束』を楽しみにしていますと言ってもらえるうちに、番組を終えることにしました。寂しいけれど、きっとそれがいいと思ったのです」。

 24年間続いてきた『クリスマスの約束』が今回でラストとなることを明かすと、ピアノの前に座り、小田が歌い始めたのは「言葉にできない」だった。第1回目の放送(『クリスマスの約束2001』)の1曲目を担った大切な楽曲。〈あなたに会えて ほんとうによかった/嬉しくて 嬉しくて 言葉にできない〉──このフレーズが、この日は長年一緒に番組を創り上げてきたスタッフやアーティスト、番組を愛してくれた視聴者への感謝の言葉のように聞こえた。

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