“バトル”に継承されるLDHの魂 ライブビューイング目前、Jr.EXILE vs NEO EXILE『BATTLE OF TOKYO』を振り返る

“バトル”に継承されるLDHの魂

 8月10日から12日にかけてさいたまスーパーアリーナで開催された『BATTLE OF TOKYO ~Jr.EXILE vs NEO EXILE~』(以下、BOT)の1st ROUNDが終了し、12月7日より『BATTLE OF TOKYO~Jr.EXILE vs NEO EXILE~LIVE VIEWING』として全国各地の映画館で上演される。

 今年の『BOT』に出演したのはJr.EXILEと呼ばれるTHE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ、PSYCHIC FEVERと、NEO EXILEと呼ばれるLIL LEAGUE、KID PHENOMENON、THE JET BOY BANGERZ、WOLF HOWL HARMONYの計8組。これまでの“BOTライブ”はJr.EXILE内のグループ同士が“超東京”を舞台にパフォーマンスを繰り広げるライブであったのに対し、今年はオーディション番組『iCON Z ~Dreams For Children~』から誕生した、フレッシュながら実力も兼ね備えているNEO EXILEのグループが参戦しJr.EXILEと対する形となった。例年よりグループ数も増え、大勢の観客を熱狂の渦へと巻き込んだ埼玉公演を振り返り、今回の劇場上演に備えたい。

 BOTライブといえば、このライブのために書き下ろされる新曲が毎年楽しみにされている。今年は4曲のJr.EXILEとNEO EXILEのバトル曲が誕生。THE RAMPAGE vs THE JET BOY BANGERZの「Goodest Baddest」、FANTASTICS vs KID PHENOMENONの「TurquoiseSun & PinkPurpleMoon」、BALLISTIK BOYZ vs LIL LEAGUEの「Icy Fire」、PSYCHIC FEVER vs WOLF HOWL HARMONYの「YIN YANG」だ。それぞれのグループ名が入った歌詞や、ここでしか見られない間奏でのダンスブレイクなどに注目したい。高め合いながらもお互い譲らず火花を散らすパフォーマンスは必見だ。

 そして今回はパフォーマーのみならずボーカルの精鋭たちによるコラボステージも用意されている。中島颯太(FANTASTICS)とHIROTO(KID PHENOMENON)による芯がありながらも優しい歌声を重ねた「MY WAY」、川村壱馬(THE RAMPAGE)、松井利樹(BALLISTIK BOYZ)、小波津志(PSYCHIC FEVER)による攻撃的なラップナンバー「BOW WOW WOW」、MA55IVE THE RAMPAGE(LIKIYA、浦川翔平、鈴木昂秀、山本彰吾、神谷健太)とSUZUKI&RYOJI(WOLF HOWL HARMONY)がラップとボーカルを豊かに織り交ぜて魅せた「W」、RIKU(THE RAMPAGE)と宇原雄飛(THE JET BOY BANGERZ)による惚れ惚れするようなバラードナンバー「I Sing」、吉野北人(THE RAMPAGE)と八木勇征が歌い上げた朗らかでキラキラとした「Believe」。どのコラボも各々の個性ある歌声が堪能できる贅沢な時間となっている。

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