Mrs. GREEN APPLE、ドキュメンタリーに映る“プロ同士”であり“友人”である3人の特別な関係性
Mrs. GREEN APPLEが昨年7月にリリースした5作目のオリジナルフルアルバム『ANTENNA』。その限定盤付属のBlu-ray/DVDに収録されているドキュメンタリー映像『Documentary -- Episode 3 “ANTENNA”』が、バンドの公式YouTubeチャンネルにて全5回に分けて特別公開された。
映像には、『ANTENNA』の制作過程への密着から、並行して行われていたZeppツアー『Mrs. GREEN APPLE Zepp Tour 2022 ゼンジン未到とリライアンス~復誦編~』、“フェーズ2”初となる一夜限りのアリーナライブを収めた映像作品『ARENA SHOW “Utopia”』の特別上映イベント、アルバム収録曲のMV撮影など、およそ半年間にわたるバンドの活動風景が収められている。そして、映像から伝わってくるのは、大森元貴(Vo/Gt)、若井滉斗(Gt)、藤澤涼架(Key)の“プロの音楽家同士”でもあり、“友人”でもある特別な関係性だ。
たとえば、Part 1の映像は「Doodle」のレコーディング風景から始まり、1日を振り返って話し合う3人は真剣な眼差しを浮かべている。かと思いきや、日付が10月8日に変わると、誕生日を迎えて顔をほころばせる若井と、はしゃぎながら祝福する大森と藤澤の姿が映し出される。映像には、撮影のカメラに向かって一緒にふざける3人の姿も時折映し出され、無邪気な様子に観ている側もふっと頬が緩んでしまう。
16分8秒頃から見られるのは、Zeppツアーのリハーサル中に3人が意見を交わし合う光景だ。「みんなが考えていることというか、フォーカスが違うからバラバラにかわしてるなと思ってて」(藤澤)、「みんなの心がひとつになってる感じを見せていくっていうツアーだから、もうひとりになんないで欲しいなって気がします」(大森)、「今日細かい詰められるところをぎゅっと詰めて、明日に持って行こうかなってのがいいと思う」(若井)ーーそんなふうに思ったことを率直に言い合えるのも、互いに強い信頼を抱いているからこそだろう。