乃木坂46、センター復帰の遠藤さくらが齋藤飛鳥から受け継ぐもの 『歩道橋』フォーメーション解説

 大きな変化があったのが3列目。金川紗耶、弓木奈於、小川彩、筒井あやめ、田村真佑、岩本蓮加という前作から継続で選抜入りを果たしているメンバーがいる一方で、奥田いろはが初選抜入り、林瑠奈が選抜復帰を果たした。特に奥田にとって2024年は飛躍の年だった。『超・乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)で披露する歌声はもちろん、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』にかつて生田絵梨花も演じたジュリエット役で出演、36thシングル『チートデイ』収録のアンダー楽曲「落とし物」では初のアンダーセンターも務め、自身の武器である声の魅力が広く知れ渡った。11月2日、3日に開催された『超・乃木坂スター誕生!LIVE 24』では完全な体調とは言えないのなか、最終日の夜公演で小川と「春よ、来い」を披露。2人の抱擁は本ライブにおけるハイライトだったように思う。奥田が座長として挑む『36th SGアンダーライブ』を経て、本シングルではより成長した姿を見せてくれそうだ。

 林は31stシングル『ここにはないもの』以来となる選抜復帰。彼女もまた選抜入りが嘱望されていたメンバーであり、ファンからは祝福の声が相次いだ。林にとってこの2年の道のりは、必ずしも平坦ではなかった。だが、32ndシングル『人は夢を二度見る』のアンダー楽曲「さざ波は戻らない」ではセンターを経験し、『32ndSGアンダーライブ』では力強いパフォーマンスでリードした。奥田と林の2人に共通するのは、パフォーマンス力に秀でたメンバーであるということ。2人の選抜入りはグループに新たな強みをもたらしてくれるはずだ。

乃木坂46『Monopoly』

 楽曲に目を向けると「歩道橋」は「4番目の光」や「ごめんねFingers crossed」、「Monopoly」など、遠藤センター曲との馴染みも深い杉山勝彦が作曲を担当。ピアノを基調としたミディアムバラードな曲調は、乃木坂46の原点を思わせる。原点回帰作を携えて、これから乃木坂46は新たな未来へと歩んでいく。

歩道橋

※1:https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/102860

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