THE SUPER FRUIT、サプライズ尽くしの自身最大規模ワンマン完遂 超満員で見せた笑顔と新たな夢
11月3日、THE SUPER FRUIT（以下、スパフル）が東京・TOKYO DOME CITY HALLにて『THE SUPER FRUIT WORLD 2024 in TOKYO DOME CITY HALL』を行った。
同公演は「THE SUPER FRUIT WORLD」というテーマパークがモチーフになっており、「フルーツファクトリー」、「ジューシーソーダタウン」、「トロピカルスクールランド」、「ヤミーモンスターキャッスル」、「セントラルフレッシュパーク」などの“パーク内エリア”ごとに楽曲を披露。自身最大規模となる会場を、スパフルらしいキュートでフレッシュ、そしてキラキラした世界で埋め尽くしていた。
オープニング映像が終わると、ステージ上の幕が外れてメンバーが登場。彼らは「THE SUPER FRUIT WORLD」の案内人として、ここから観客をテーマパークに誘っていく。まずは「フルーツファクトリー」パートから。「SevenFruits」で華やかにライブをスタートさせる。「スパフルワールドへようこそ！ みんな、頭の上でクラップ！」という鈴木志音の言葉で、会場には大きなクラップが鳴り響き、「パノラマ」へ。白いコートを脱ぎ、メンバーカラーのスパンコールがあしらわれたテーマパークの案内人風衣装をお披露目していく。続く「らりるサプライズ！」ではメンバーが客席に降り、手を降ったり、ハイタッチしたり、ファンサービス。より一層会場は熱気を帯びていった。
興奮冷めやらぬまま、あらためてひとりずつ自己紹介。続いての「ジューシーソーダタウン」パートは「サクラフレフレ」からスタート。途中、田倉暉久が実況をするなか、鈴木＆堀内結流チーム、阿部隼大＆小田惟真チーム、星野晴海＆松本勇輝チームに分かれて三輪車競争が行われる場面も。ステージ上でわちゃわちゃ楽しんでいる姿がかわいらしい。さらに「素敵なMy Life」、「Juicy Smile」と披露し、にぎやかに「ジューシーソーダタウン」パートを駆け抜けた。
そのまま「トロピカルスクールランド」へ。まずは「SCH。。L!」。学校生活を思い出すような元気いっぱいに幕を開けると、星野が「皆さん、一緒にクラップー！」と「学園天国」のタイトルをコールする。観客とのコール＆レスポンスも息がぴったりで、大盛り上がり。続く「君はリアコ製造機」でも大きなコールが響いていた。この日の田倉のセリフは「絶対迷子になんてさせないから、一生俺についてこい！」――。フルファミ（ファンの呼称）からは、心からの歓声が上がっていた。
MCでは、ジェットコースターが苦手な田倉とお化け屋敷が苦手な阿部、星野がそれぞれの苦手ポイントをアピール。そのやり取りのなか、田倉が「次はちょっと怖い、脅かしてくるものが出てくるところを案内するというお仕事」とアナウンスすると、メンバーはワイワイしながらステージを去っていく。ステージには恐怖で固まった阿部ひとりが取り残され、「ちょっとみんな、置いてかないで〜！」と慌てて後を追っていったのであった。そうして始まった「ヤミーモンスターキャッスル」パートは、「馬鹿ばっか」で幕を開ける。パワフルでかっこいいスパフルの姿を見せると、続けて「DanDanDaDance」へ。ガシガシと踊り、クールな世界観を広げたところで「Someday」へ。大人っぽくパフォーマンスを披露していく。そうして最後は「青い果実」。大きな歓声と拍手が送られるなか、メンバーは口々に「ありがとう」と感謝を伝えていた。
メンバーカラーのパンツをメインにしたカジュアルな衣装にチェンジして、メンバーが再びステージに登場。「セントラルフレッシュパーク」パートへ。まずは、それぞれの個性、メンバー同士のチームワークが見えるダンスセクションで観客を楽しませていく。「今からカメラ撮影OKです！」（田倉）という「ポップコーンフィーバー」では、しっかりカメラにメンバーの姿を収めようとしつつも、盛り上げるためにペンライトを振るフルファミたちの姿が。楽しい時間がすぎると、ここで鈴木が「みんなー！ 撮影はここまでだよー！」とアイス屋さんの自転車に乗って登場。アイスを片手に「サマー☆★げっちゅー」が始まる。笑顔いっぱいに盛り上がる時間が終わると、雰囲気を一変させる「叫べない僕らの」。それぞれの歌とダンスをしっかり見せつけていった。
メンバーたちが「皆さん最後まで盛り上がれますか！」と客席に声出しをさせると、小田が「次はつんく♂さんの作詞の曲です」と紹介。11月20日にリリースされるミニアルバム収録曲の「君と僕とのサクセス論」を初披露した。その勢いのまま、「どーぱみんみん あどれなりんりん」へと続いていく。さらに「一緒に踊りましょう！」（星野）という言葉を合図に「チグハグ」へと突入し、会場のテンションは上がるばかり。それに応えるかのように、観客は思いっきり声を出したり、踊ったり。会場中が熱狂していた。
ここで星野から「ペンラを下げて、スマートフォンを出してください。出したらライトをつけてください」とアナウンス。メンバーは星空のような風景に感動しながら、「ここでしか聴けない曲をプレゼントします」と「SUPAFURU WORLD」を初披露していく。美しく揺れるライトは、夢に向かって走り続ける7人にエールを送っているかのよう。小田と田倉は目をうるませながらも、最後まで7人全員で歌声を届けていた。最後は、「僕たち、THE SUPER FRUITでした！」と声を合わせて本編に幕を下ろした。
