BE:FIRST、「Blissful」は等身大のノリが見えるものに 余裕が生み出すスタイリッシュな雰囲気
8月28日にBE:FIRSTがリリースした2ndアルバム『2:BE』。もちろん売上は順調で、初週売上10.7万枚を記録し、9月3日発表の「オリコン週間アルバムランキング」で初登場1位を獲得している。
そのリード曲になっているのが「Blissful」だ。同曲は8月12日に先行配信されており、8月21日公開のBillboard JAPANの総合ソングチャート「Billboard JAPAN Hot 100」をはじめ、様々な音楽チャートで1位を獲得している。楽曲リリースと同時にBE:FIRST公式YouTubeチャンネルではMVも公開。9月6日現在で400万回再生を突破しており、注目を集めている。さらにNTTドコモ「ahamo」のCMソングにもなっており、まだまだ広がっていきそうな1曲だ。
そんな同曲の振付は、メンバーのSOTAとRht.のKAITAが担当。「Masterplan」など昨今の楽曲に比べると比較的ゆったりした曲調で、メンバーのパフォーマンスからも余裕を感じることができる。公式YouTubeチャンネルで8月14日に公開された「Blissful -Dance Performance-」や翌8月15日に公開された「Blissful -Dance Practice-」からもそれは感じられる。
BE:FIRSTのパフォーマンスと言えば、特にここ最近は緩急あるダンスにパワフルで、高度なニュアンスを付けていることが多かった。さらにサビなどの見せ場では7人のダンスがぴったりと揃っており、迫力も満点。しかし、「Blissful」ではひと味違ったパフォーマンスが楽しめるのではないだろうか。もちろん、揃っている部分があったり、動く部分と止まる部分の緩急は健在。だが、バチバチに揃った振付というよりも、それぞれのノリを活かした振付が多いように感じる。その余裕ある緩めのノリと楽曲の雰囲気が合致しており、スタイリッシュさもある。これがオシャレに見えるというのは、スキルがあるからこそ。そして、その雰囲気を引き出せているのは、さすがSOTAとKAITAといったところだろう。