Travis Japanならではの海外ロケYouTubeの魅力 パフォーマンスのみにとどまらないグローバルな発信
9月3日からTravis Japan初のワールドツアー『Travis Japan World Tour 2024 Road to A』が幕を開けた。初日の台北公演からスタートし、香港、バンコク、シアトル、ロサンゼルス、ニューヨークの4カ国6都市を1カ月以上かけて巡る。本ツアーの開催は、5月12日に新潟・朱鷺メッセで行われた『Travis Japan Concert Tour 2024 Road to Authenticity』の最終公演で発表され、会場は大興奮に包まれた。
公演でのパフォーマンスにも期待が高まるが、さらに注目したいのが公式YouTubeでの動画配信だ。海外活動が活発なTravis Japanは、デビュー前より異国でもバラエティ動画を撮影し、その国ならではの景色や彼らのリアルに近い姿をファンに届けてきた。今回のツアーにおいても、各国を巡りながら新たな動画コンテンツを生み出してくれることが期待される。本稿では過去で撮影された海外動画を振り返り、Travis Japanの魅力について迫っていく。
アメリカ武者修行や、ダンスコンテストの裏側を配信
デビュー前の2022年3月末からアメリカ・ロサンゼルスへの留学を実施したTravis Japan。本場仕込みのボーカルやダンストレーニングのほか、語学習得にも力を入れていた。その訓練の成果は、ダンスコンテストでの華々しい結果や音楽イベント出演を通じて顕著に表れ、今回のワールドツアーでも彼らの世界レベルの実力は遺憾無く発揮されることだろう。
2022年5月19日にジュニアチャンネルで配信された「Travis Japan【アメリカ上陸】いよいよスタート!自撮りでLA生活を丸っと見せます!!」では、アメリカに旅立つ機内の様子や、滞在中に共同生活をしたシェアハウスでの部屋割り、そして彼らが出場した世界規模のダンス大会『World of Dance』(以下、『WOD』)予選の裏側を公開。同年8月25日に公開された「Travis Japan【WODのウラ側】俺たちダンスで全米4位・世界9位に!!」では、『WOD』本戦の舞台裏が公開され、アメリカ4位、世界9位という快挙の模様が映し出された。パフォーマンス直前の緊張した面持ちや、他のダンスチームの参加者と声を上げて交流する様子など、大きな舞台を目前にした彼らのリアルな姿を楽しむことができる。
後日談収録では、世界最高峰のダンスに刺激を受けながらも、ステージを存分に楽しんだと報告。この結果が自信につながったという松田元太は、「これからのステージにこの経験がすごく活きるんだろうな」と未来を見据えていた。中村海人は、「まじですごいなって思った、Travis Japanって。ダンスを武器にしているとはいえ、ダンス一筋でやってきたわけじゃないじゃん。その中で世界9位に入れるって相当すごいなって思った」とグループへの誇りを語っていた。
国を越えた物理的な距離があっても、自分たちの率直な言葉や自然体な姿を動画で届け、ファンとのつながりを持ち続ける。ワールドツアーにおいても、きっと何かしらの形で現地に足を運べなかいファンとの接点を作ってくれるのではないだろうか。