Number_i、ENHYPEN、RIIZE、ME:I、XG、ILLIT……『NHK MUSIC EXPO 2024』出演は注目&人気の証に?

 8月22日に、音楽番組『NHK MUSIC EXPO 2024』(NHK総合)が放送される。

 今年で2回目の放送となる本番組に、昨年はMrs. GREEN APPLE、新しい学校のリーダーズ、SEVENTEEN、NewJeansなどが出演。その多くが昨年末の『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)に出演し、お茶の間の老若男女からの認知度をこれまで以上に獲得することに繋がった。本稿では早くも開催まで半年を切った『第75回NHK紅白歌合戦』に向けて、『NHK MUSIC EXPO 2024』に出演する、さらなるブレイクが期待されるアーティスト6組を紹介し、これまでの活躍をあらためて振り返りたい。

Number_i

Number_i「BON」MV

 2024年1月1日にデジタルシングル「GOAT」でデビューを飾ったNumber_iは、デビューから約3カ月という驚異のスピードで全米最大級の音楽フェス『Coachella Valley Music and Arts Festival 2024』の特別ステージ「88rising Futures」への出演を果たし、「FUJI」と「GOAT」を披露。グループ初の海外ライブながら英語による煽りでも熱く盛り上げ、現地の観客を歓喜の渦に包み込んだ。平野紫耀プロデュース曲「BON」のMVはグループ史上最速となる約2日で1000万回再生を突破し、5月27日の公開から約3カ月で4000万回再生目前、「GOAT」も7000万回再生に迫るなど、日本発のボーイズグループとしても驚異的な記録を更新し続けている。8月19日に1stフルアルバム『No.Ⅰ』から先行配信されたリードトラック「INZM」にも、デビュー当初から一貫して取り入れられているHIPHOPサウンドが顕在だ。

ENHYPEN

ENHYPEN「Bite Me」MV

 HYBE傘下のレーベル BELIFT LABに所属するENHYPENは、2020年11月のデビューからすぐに韓国のアワードにおいて新人賞を総なめしたグループでもある。楽曲「Bite Me」に代表されるヴァンパイア(吸血鬼)コンセプトのダークな世界観がほかのグループとは一線を画し、2年目にして12都市をまわるワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR 'MANIFESTO'』を開催すると、2023年9月にはワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR 'FATE'』の日本公演を京セラドーム大阪、東京ドームで、今年6月からは自身最多公演数の日本ツアーとなる前述のワールドツアー追加公演『ENHYPEN WORLD TOUR 'FATE PLUS' IN JAPAN』を日本全国5都市11公演で開催し、まさに世界から圧倒的な人気を集めている。日本出身メンバー NI-KIを中心にHIPHOPダンスや洋楽にも広く精通しているほか、「Tamed-Dashed」や「SHOUT OUT」といったロックナンバーも得意ジャンルの1つ。K-POPの域を超えて音楽ファンに広く愛される楽曲が多いのは、彼らの持ち味だろう。

RIIZE

RIIZE「Get A Guitar」MV

 H.O.T.、東方神起、SHINee、EXOやNCTなど、シーンの各世代に欠かせないボーイズグループを育て売り出してきたSM ENTERTAINMENTが手がけるK-POP第5世代の注目グループ RIIZEも特筆すべき存在だ。ギターサウンドに焦点を当てたダンスナンバー「Get A Guitar」やサックスが軽快に響く「Talk Saxy」、ベースのリズムが小気味よく弾む「Boom Boom Bass」など、楽器の音色にフォーカスした作品が特徴的な彼らは、音楽そのものの素晴らしさや楽しさを再認識させるトレンドに左右されすぎない感性を持ち、昨今のK-POP市場で頭ひとつ抜けた音楽性が強み。GACKTなどのアーティストのバックダンサー経験もある日本出身メンバー SHOTAROを筆頭にダンスパフォーマンス力の高さにも定評があり、現在開催中の日本初ツアー『2024 RIIZE FAN-CON 'RIIZING DAY' JAPAN HALL TOUR』を経て、今後ますます日本での人気を加速させていくことだろう。

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