乃木坂46 4期生、3度目の『TIF』単独出演で何を見せる? 新体制におけるグループ内での“立ち位置”
筒井あやめが座長を務めた『35thSGアンダーライブ』もグループにおける4期生の立ち位置を明確に表した期間だった。3期生が全員選抜メンバーに選ばれたことで、初めて4期生、5期生のみで行われた『35thSGアンダーライブ』。お互いの年齢が近いこともあり和気藹々とした雰囲気もあったようだが、それでも筒井をはじめとする4期生が先頭を切る姿が印象的だった。『乃木坂46アンダードキュメンタリー~35thSGアンダーライブ舞台裏~』(TBSチャンネル1)では、『33thSGアンダーライブ』で座長を務め、今ではすっかりMCポジションが定着した松尾美佑がアンダーライブキャプテンという新たな役職を任され、練習段階で気づいた修正点をメンバーに呼びかける松尾の姿が映し出されている。グループキャプテンの梅澤美波は『35thSGアンダーライブ』を見て松尾に「未来の乃木坂46を見ている気がした」と伝えたという。
そんな変わりゆく4期生の立場について、遠藤と弓木は7月26日配信のドキュメントバラエティ番組『乃木坂、逃避行。』(Lemino)の中でありのままの思いを吐露している。先輩の立場になったと言ってもグループ全体の先頭を走っているのは久保史緒里や梅澤といった3期生であり、それに付いていくのが必死だという遠藤は、いずれその立場を引き継がなければいけないという覚悟や責任感がまだ足りていないと話す。それに共感する弓木は大好きな乃木坂46を「守りたい」という思いが強いからこそ、バラエティでの言動がグループに悪いイメージを与えているのではないかと思い悩んでいるようだ。雑誌『SWITCH』2024年7月号(スイッチ・パブリッシング)でのインタビューでも遠藤は意識の変化について語っており、不安を外に出さないと決めた時から、周りから「変わったね」と言われることが増えたという。
『乃木坂、逃避行。』で遠藤との島根・鳥取旅行を終えて、弓木が口にした「何も考えなくても一緒にいれば楽しい」という気兼ねない一言を聞いて、清宮のラスト出演となった4期生メンバーでの生配信を思い出した。『乃木坂工事中』(テレビ東京系)で放送された2023年ラストの期別忘年会を観ていても思ったことだが、わちゃわちゃで各々自由にしているように見えて、ここぞという時は不思議な一体感を作り出すのが4期生の魅力だ。
ここで最後に特筆したいのは、現在休養中の掛橋沙耶香という存在。昨年の4期生ライブのMCの中で遠藤が掛橋について「4期生にとって必要不可欠」と触れており、現在開催中の『真夏の全国ツアー2024』でも会場外に掛橋のフラッグが掲げられている。言葉や形にすることが彼女にとってのエールとなり、4期生全員がステージに揃う未来へと繋がっていく。
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