「可愛いだけではダメ」ラフ×ラフ 夏目涼風・永松波留、佐久間Pやファンと共に目指す人を笑顔にするアイドル
自然体だからこそファンとの距離が近くなる
ーーここまでお話しいただいた通りラフ×ラフといえばバラエティのイメージが強いと思いますが、歌ったり踊ったりといった、いわゆるアイドルとしての活動も個性的です。
永松:ファンの皆さんとの距離が色んな意味で近いと思います。ライブに行くとファンの方がとにかくすごい盛り上げてくださって。私たちだけじゃなくて、ファンの皆さんも含めてラフ×ラフなんだと言いたくなるくらい。
夏目:振り付けがキャッチーなものが多いので、ファンの皆さんも一緒になって踊ることができたり、コールも結構大きな声で参加していただいて、一体感のあるステージというのが持ち味なんじゃないかなと思います。SNSでも毎朝「おはよう」と毎晩「おやすみ」を言うようにしていて、親しみやすいイメージを持っていただけるように意識しています。
永松:私はキャラを作り込むことがあまり得意ではないので、特典会などで一対一で話すとアイドルアイドルしないで友達みたいに話せるのかなと思います。私が素だから、ファンの皆さんも素で話してくれるというか。でも、グループ全員でオンライン特典会などをする時は、ファンの方々のお名前とかをメモしているんですよ。そうやってなるべく顔と名前を早く覚えて、次来てくださった時にまたお話しできるようにしています。
ーー“一緒に楽しめる”というのはラフ×ラフの魅力かもしれませんね。デビュー曲「100億点」は、「MVで佐久間さんが踊っている振りなら踊れる」という声もあります。
夏目:今でも忘れられないのですが、『TOKYO IDOL FESTIVAL 2023』に出演させていただいた時に土砂降りの中、ファンの皆さんがあの振り付けを踊ってくださっていて。
永松:あれは本当に感動しました。雨の中、全力で盛り上げようと一緒になって楽しんでくださって。もちろん私たちも全力ですが、ファンの皆さんが全力で楽しんでくださるからこそラフ×ラフのライブは楽しいんだなと思います。実はあの時、佐久間さんもステージ横でその光景を見ていて。感動していたんじゃないかなと思います。
「パッパッ」が自分の父親に届くようにという想い
ーー6月16日にリリースする「パッパッ」もキャッチーな楽曲になっていると思います。初めて聴いた時はどんな印象を受けましたか?
夏目:仮歌が入っている状態で聴かせていただいて、「今までに聴いたことない曲だ!」って思いました。……初めて聴いたからそう思うのは普通か。
永松:今まであんまり聴いたことないような曲ってこと?
夏目:そうそう(笑)。あんまりなかったような曲だなと思いました。でも、最初から〈パッパッ〉というフレーズはこういう振り付けなんだろうなって想像して、勝手に踊っていて。実際に決まった振り付けがデタラメにみんなで踊っていたものと似た振りで、びっくりしました。
永松:最初に「父の日の歌だよ」という風に聞いていたので、しっとりした深い曲かなと思っていたんですけど、そうしたらタイトルが「パッパッ」で。全然予想と違う明るい曲だったんですけど、歌詞を呼んでじっくり聴くと意外と深いんですよね。深いけど、踊りたくなるような曲になっていると思います。
ーー今回のMVは初めてドラマ仕立ての構成になっています。撮ってみていかがでしたか?
夏目:アイドルらしいMVとしてドラマのようになっているMVには憧れがあったので、それが叶って嬉しいです。ちょっとまだ内容は理解できていないんですけど……。でも、考察しがいのあるMVになっていて、何回も見たくなるし、ラフ×ラフがもっと広まったらいいなと思います。
永松:私は演技のパートも結構いただいて、初めての経験だったのですごく緊張しましたし、MVだから自分の声だけじゃなく、表情と口の動きだけで表現しないといけないのが大変でした。今回のMVではたくさん映していただいているので、その分みんなの気持ちを背負って撮影できたと思います。「演技もいいね」と言っていただけることもあって、新しい自分に出会えたという意味でもこの曲には感謝しています。
ーー「パッパッ」は父の日にリリースされます。
夏目:私は母に女手ひとつで育てられて、幼少の頃から父がいなかったんですけど、実は私の父も芸能界で活動していたことがあったらしくて。私の友達が父のことをテレビで見たと教えてくれたことがあるんです。だから、ずっと会っていなくて、私がこの活動を続けているうちにもしかしたら父がどこかでMVを見て、私に気づいてくれたらいいなと思います。「私も同じ業界で頑張っているんだよ」と父に届いたら嬉しいです。
永松:私と父は典型的な父と娘という感じで、一緒にいるけど話すことはないというような関係でした。でも、先日母が亡くなって、父がびっくりするくらい変わったんです。これまで料理もレトルトしか作れなかったのに、最近はおしゃれな料理も作るようになって。父は「パッパッ」のMVを見たと言っていたので、頑張っている姿が伝わったらいいなと思います。
ーー「パッパッ」は“父親”だけに限らず、もっと広い世代の人たちを応援できるような曲になっていると思います。それこそ、オーディション中から佐久間さんが「誰かを楽しませたい人と働きたい」と言っていたように、ラフ×ラフの活動自体が人を笑顔にするものであるように感じます。
夏目:もともとアイドルになるなんて思っていなかったけど、私がアイドルに人生を変えてもらったからこそ、今度は私が誰かの人生を変えたいなと思っています。この活動を通じて自分の人生だけじゃなくて多くの人に影響を与えていきたいなと思います。
永松:私も、これまで人生に悩むことがある度にアイドルに支えてもらっていたので、その分パフォーマンスを通じて皆さんを笑顔にできるといいなと思います。そういえば、この前ファンの方から3、4人同時に「会社で昇進したよ」というメッセージをいただいたことがあったんですよ。私は本当に何もしてないんですけど、そういう嬉しいことがあった時に伝えてくれることが嬉しくて。これからも嬉しいことがあったら言いたくなるような存在でありたいです。
一歩ずつ進んでいくラフ×ラフの未来
ーーラフ×ラフというグループとしてはどういう存在になりたいですか?
夏目:ファンの方の日常に入り込めればいいなと思います。日々の活力になったら嬉しいですし、街中やテレビで私たちの姿を見た誰かを笑わせることができるような存在になりたいです。
永松:ファンの方とは近い存在であり続けたいです。何かいいことがあったら言いたくなるし、もし辛いことがあったら寄り添っていきたい。そういう存在でいたいなと思います。
ーー8月には主催イベントも予定されています。イベントを前に、どのような気持ちですか?
夏目:初めてゲストととして他のアイドルさんを呼ぶので、一人でも多くの人にいいなと思ってもらえるような強い気持ちで頑張ろうと思います。
永松:8月31日という、きっと他にも色々なアイドルイベントがある中で足を運んでくださると思うので、そんななかで来てくださった皆さんにもっと応援してもらえるようなものにしたいです。
ーーありがとうございます。それではこれが最後の質問なんですが――。
夏目:えっ!
夏目・永松:大喜利ですか!?
ーー違います(笑)。これから挑戦したいことを教えてください。
永松:びっくりしたー!
夏目:こういう時、YouTubeのドッキリかと思っちゃうよね。
永松:大喜利を振られすぎて……(笑)。
夏目:個人的にやりたいことは、バンジージャンプです。空を飛んでみたいなと思っているので、いつか挑戦してみたいです。
永松:でも、ああいうのって跳びたくない人が跳ぶものじゃない?
夏目:あ、そっか! じゃあバンジー、跳びたくないです!
永松:バラエティもそうですけど、「パッパッ」のMVを通して「演技って楽しいな」と思ったので、演技も今後経験していきたいです。
夏目:グループとしては、『TOKYO IDOL FESTIVAL 2024』のステージを少しでも大きくしたいです。去年はSMILE GARDENに立たせていただいて、それはみんなが立ちたかったステージだったと思うんですけど、もっと大きなステージで成長した姿をお見せしたいです。
永松:この前ファンクラブイベントをやらせていただいて、初めてメンバーと運営のスタッフさんとファンの皆さんで気持ちを一つにできたような感じがしたので、その実感を大切に、「突き進むんだ」という気持ちを持って活動していきたいです。始動して1年以上経過しているところなので、正直な現状としてはゆっくりとした歩みかもしれないけど、それでも動き続けることが何より大切だと思います。
■リリース情報
『パッパッ』
6月16日(日)リリース
1:パッパッ
2:パッパッ(Instrumental)
2024年3月にリリースされた明治とのコラボレーション楽曲「クライアント」に次ぐコラボ第2弾は父の日にリリース。
全国のお父さんのみならず、誰かのために一生懸命になっている全ての人へ向けたラフ×ラフの応援歌。イントロにある「パッパッパヤ〜」のリフレインが印象的で脳内をエンドレスにLOOPする中毒性のある楽曲に。ショート動画でも覚えやすい振り付け、ラフ×ラフ史上初のドラマ仕立てとなっているMVにも注目て。
■関連URL
公式サイト:https://roughlaugh-official.com/
公式YouTube:https://www.youtube.com/@roughlaugh_official
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