礼賛、新宿歌舞伎町で迎えた熱い“ピークタイム” 「芸人の音楽」とは言わせない本気のステージ

礼賛『ピークタイム』最終公演レポ

 ツアーを振り返っての和やかなMCを挟み、ライブは後半戦へ。「Chaos」でサーヤはお立ち台でジャンプを煽り、楽器隊の力強い演奏も相まって、会場は一気にヒートアップ。1stアルバム『WHOOPEE』収録の人気曲「TRUMAN」へ繋げると、続く「オーバーキル」では会場一帯でタオルが回され、サーヤもフロアを煽りながら全力で歌声を届けていく。

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 「歌舞伎町がめちゃめちゃ熱い夜になっています! みんな熱くしてくれてありがとう!」と笑顔を見せるメンバーたち。「でも、まだ熱くなれると思うんですけどいいですか?」と始まったのは、ライブではお馴染みとなっているRIP SLYMEの「熱帯夜」のカバーだ。途中から川谷もボーカルに応戦し、サーヤもタンバリンを鳴らしながらステージを動き回る。「今年、RIP SLYMEさんより(この曲を)やっているかもしれない(笑)」と苦笑していた5人だが、この1曲で一段と熱い夜を作り上げていた。

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 ラスト1曲となったところで、「まだ色々、“芸人の音楽”みたいに言われることもあります」と語ったサーヤ。そして、充実した様子のフロアを見て「偏見もなく、純粋に礼賛の音楽を楽しんでくれて嬉しいです」と感謝を告げた。「新しい音楽を作って、良いピークタイムを迎えられるように頑張ります!」と今後の活動への気合を見せると、「take it easy」をパフォーマンスして本編を締めくくった。

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 アンコールでは1曲目に未発表の新曲を披露。さらに、「明日からの普通の生活を一緒に頑張りましょう!」と、2曲目には「生活」をシンプルな照明の中で届けた。こうしてライブは幕を閉じたが、ここで10月に開催される東名阪ワンマンツアー『礼賛 ONEMAN TOUR 2024「ダイヤモンドゴリラダイバー」』の発表が。歓喜に沸くフロアに向かって「またZepp DiverCityで会いましょう!」と再会を約束し、5人はステージを後にした。

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 バンド結成以降、定期的な音源リリースやライブ活動、各地のフェスへの出演など、着実に歩みを進めてきた礼賛。メンバーそれぞれが多方面で活躍する中で、それは決して簡単なことではないだろう。彼女たちの本気の姿勢、そして訪れた観客と“最高な時間=ピークタイム”を過ごそうとする想いが伝わってくるライブだった。初のZepp公演を終え、秋のツアーも決まった今、礼賛はこれからも私たちとのピークタイムを更新し続けてくれるはずだ。

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