Aぇ! group 佐野晶哉、仕事への誠実さと愛嬌 平泉成・佐藤浩市らも虜にする人懐っこさ
6月7日にAぇ! group・佐野晶哉が出演する映画『明日を綴る写真館』が公開される。この映画は平泉成が60年にも及ぶ俳優人生で初めての主役として、ベテランカメラマン・鮫島武治を演じる。佐野が演じるのは、そんな鮫島の写真に心を奪われ弟子入りを志願する新進気鋭の若手カメラマン・五十嵐太一だ。平泉と佐野の共演は2022年に公開された映画『20歳のソウル』以来、2回目となる。共演者には佐藤浩市や黒木瞳、市毛良枝など錚々たる豪華キャストが揃い、“思い残し”をテーマに登場人物たちの人生が交差していく物語となっており、映画への期待も高まる。そんな公開を目前に控え、平泉と佐野のふたりでのメディア露出が増えている。本稿では佐野が年の離れたベテラン俳優に対しても人懐っこく距離を詰めている様子をまとめたい。
先月23日に都内で行われた完成披露舞台挨拶では、佐藤、市毛、秋山純監督とともにふたりも登壇した。佐野は「僕は勝手に成さんの孫だと思っています」と誇らしげに話し、平泉は佐野に対して「僕が一番好きなのは、こういうところに立っている時も非常に自然に立っていらっしゃるところ。どんなお客さんがいるかも関係なく普通に立っている。素直で柔らかい」と佐野の魅力を語った。スペシャルインタビュー映像では平泉が佐野の演技を「佐野くんの芝居にほぼ80歳が泣かされて、胸がツーンときましたよ。そのくらい僕は素敵だと思いました。先々大きくなるんじゃないかなと思いました」と絶賛しており、歳が離れていながらも平泉は佐野をひとりの俳優として十二分に認めているようだ。そんな平泉に対して佐野は「愛していただけて本当に幸せです」と先日の舞台挨拶の場で返していた。このような佐野の素直な謙虚さは、彼がどんな現場でも愛される所以のひとつだろう。
また、ふたりは会う度にツーショットを撮影しているようで、後日この舞台挨拶の日に撮影された自撮り写真が映画公式X(旧Twitter)に投稿された。平泉は佐野の肩に腕を回し、ふたりが柔らかい笑顔を浮かべる様子から、自然な仲の良さが伝わってくる一枚だ。今月3日に発売された雑誌『日本映画navi vol.112』(産経新聞出版)では表紙を佐野が飾り、誌面では平泉との対談も掲載されている。雑誌の公式Xでは家族写真をイメージしたというツーショットの撮影時のこぼれ話が明かされており、「ホンマにおじいちゃんと孫みたいや!」「ほんとに家族写真みたいで嬉しいな」と仲睦まじく撮影を楽しんでいたとのこと。映画の撮影を終えてもなお、本当の祖父と孫のような親密な関係を築いているようだ。