藤原さくら、アルバム『wood mood』で紡いだ幸福の一夜 NHKホールで迎えた充実のツアーファイナル
アンコールを求める手拍子に応えてバンドメンバーと一緒にステージに戻ってきた藤原は、今回のツアーのために作ったオリジナルグッズを紹介。アンコールで披露する曲について話し始める。新進気鋭のアニメーター・髙木麻穂の監督デビュー作であるショートアニメーション『初恋のにおい』のために書き下ろした曲は、同作と同タイトル。「恋をしたことはありますか? 初恋の甘酸っぱさを感じてもらえたらなと思っています」と言ってから披露された「初恋のにおい」の配信は、5月20日0時からスタート。リリース直前の新曲をいち早くライブで聴くことができて、観客の喜びも一層増していた。
「新しい曲も出ますし、これからもみなさんにお会いできるように精進しますので、また遊びに来てください!」――ラストに披露されたニーナ・シモンの名曲のカバー「I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free」。手にしたタンバリンを時折揺らしながら歌う藤原を、観客の手拍子が穏やかに包んだ。演奏しているバンドメンバーたちも、とても楽しそうだった。
用意していた全曲を披露し終えた藤原とバンドメンバーたちは、肩を組み合って観客に一礼。今回のツアーが全員にとって充実したものであったことが、浮かべている笑顔から伝わってきた。こうして終演を迎えたツアーファイナルのNHKホール公演。素晴らしいバンド演奏と藤原さくらの歌声が融合した空間が、幸福な時間を過ごさせてくれた。
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